『シン・仮面ライダー』 雑感

ネタバレあり。見終わった後の殴り書きのままなので読みづらいです。あとで編集するかもしれない。

総評: いろいろあるけどよかった。

本郷猛と瑠璃子のキャラクターが魅力的だったことが1番の要因だと思う。

かなり楽しめた
というかかなりエヴァだった
瑠璃子のキャラ造形がアスカと綾波とシンジ混ぜたような感じだった。とくに綾波は魅力的なわりに結局どの作品でも消化できてない感じがするが、そこがある程度解決されていた。

「変身できる」ようになってしまったのではなくて、「変身してしまった」本郷が(緑川だか瑠璃子だか忘れたけどによって)「人間」に戻してもらうところが強調されててよかった

流血表現はくどいけど良いと思う。
人を殺すこと、殺したことで悩むためには必要。
後半になるにつれほとんど相手がオーグになるので、この問題が解決されないまま置き去りにされてしまってた。

マフラーのくだりで進撃の巨人を連想せずにはいられなかった。
ただ今作のマフラーは、目の前の人の窮地を救うために人を殺した人が、その勲章として受け取り背負うものであって、お守りとしての意味合いが主であるミカサのマフラーとはむしろ対照的。だからこそ似てる。

国が出てくるのが早過ぎる
ユニバース展開するにあたって協力するのはまあいいけど一戦(コウモリオーグ)くらい2人でやってほしかった
アベンジャーズみたいなのやるとしたらどうなるんでしょうね(あんまり上手く行く気はしないけどそれはそれとしてやってみてほしい)。

長澤まさみ、それだけ!?
ウルトラマン出てるならそれに対する反応とかもうちょっとあってくれよ。
というかそもそもウルトラマンがアジト全部潰しちゃえば良いじゃん。それじゃダメな理由も欲しい。

ゴジラでは徹底的に廃していた家族とか個人的な繋がりを大きなテーマの一つにしているはずなのに、描写の仕方がそれに寄っていて捻れている印象を受けた。

「妹とは寝たのか?」←なにこれ?
わざわざ恋愛と信頼を分ける意味があまりわからない。分けるのはいいけど、少なくとも2人の関係には恋愛的要素が全くないと言う気はしない。
「バイク乗ってる時背中が心地よかった」とか、広い意味ではセックスだと思う。

映像はかなり微妙
CGはチープだし、会話の撮り方もくどいし、アクションも意味わからん寄り。
ただアクションに関しては初代仮面ライダーを数話観たので、序盤のアクションでやりたいことはわかった。それがかっこいいかどうかはまた別の話。
終盤のアクションがかなり微妙。知る限りでは別に初代ライダー意識でもなさそうだし。
2号とのバトルはほとんどがチープなCGで行われるしなんだかなあと言った感じ
チョウオーグの攻撃
→切り返しでやられるライダー
はちょっと萎えた。
チョウオーグ戦では1号が風もないのに戦えてたりもしててよくわからん。
最後のぐだぐだバトルは紅の豚みたいで比較的マシだった。カメラワークは謎。

一文字がいいやつすぎる
最初はかなり好みだけど最終的にはいいやつすぎて気味の悪さがある。
欲を言えば最後に断って1人で戦って欲しい

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