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今、ラジオを聞くこと。


私はラジオを聞くことが好きで
ほとんど毎日、ラジオを聞く。

だけど周りでラジオを聞く人はほとんどいない。おすすめをしても一回止まり。好んで聞き始める人はなかなかいない。

確かに今の時代、ラジオでなくてもたくさんのメディアが存在する。
テレビ、YouTube、TikTok、サブスク、配信動画サービス、XやInstagramなどのSNS...


これだけのメディアあれば、自分の時間を大いに楽しむことができるし、必要な情報収集もできる。それにどのメディアもラジオよりずっと最先端だ。


だけどこのメディアの溢れる時代に
「ラジオを聞きたい」と思う。
「ラジオを聞く時間を過ごしたい」と思う。

『ラジオを聞くこと。』

ラジオに求めているものって、
ラジオを選ぶ理由ってなんだろう。  


【ラジオを聞き始めたきっかけ】



最初のきっかけは「音楽」だった。

私は、毎週土曜日22:00〜放送される
上白石萌歌ちゃんの「LOVE FAV」を聞いていた。
毎週ゲストを呼んで、そのゲストの「LOVE」や「FAVORITE」なものを紹介する番組で、好きなものへの熱意のこもった話や、何より萌歌ちゃんの感性、紡ぎ出される言葉を聞くのが好きだった。


ゲストに幾田りらちゃんを迎えた回のこと。

ある曲が紹介され、流れ始めた。
私はそのイントロと歌声を聞いた瞬間、
一目惚れならぬ一聞惚れのような、恋に落ちる感覚の音楽に出会った。
そしてこの曲を歌っているのはどんな人なんだろう?とすぐに調べ始めた。
(紹介された曲 : TOMOOさんの「Ginger」)

そこから宝探しをするかのように、音楽との新しい出会いを求めて、ラジオを聞くようになった。


ジャンルはさらに広がり、歌手だけでなく芸人さんや俳優さんのラジオをも聞き始めるようになった。



【ラジオの好きなところ】

ここで、ラジオの良いところや好きなところを5個あげてみる。


①聞くことに専念できる

 デジタルデトックスに近い感覚。情報が交錯しているわけでもなく、携帯を使ってラジオを聞いているけれど、携帯を横に置いて聞く。この「置く」ことがリフレッシュになる。携帯と離れる時間。

②リアルタイムで話を聞くことができる

 メディアはどれも、編集されているものがほとんどだけれど、編集されていないそのままの言葉、温度感をリアルタイムで感じれる。

③人の感性に触れられる

 パーソナリティやリスナーの考え方や表現力に触れて、自分自身と照らし合わせたり、新しい発想に出会うことができる。

④誰かと繋がっているような感覚になる

 口には出さないことを、誰かも同じように考えていたり、同じ「好き」を共有したり。
一人でいても、同じようにラジオを聞く誰かがいて、見えない糸で繋がっているような気持ちになる。

⑤目でも楽しむことができる

 ラジオブースを動画配信する番組があったり、SNSのつぶやきを見ながらラジオを聞いたり。①とは反対に、今の時代だからこそできる、新しいラジオの楽しみ方がある。




【なぜ今、ラジオを聞くのか】

ラジオの良いところ、好きなところをあげてわかったことは、

ラジオの原点=「聞くこと」
これが何より意義をもつということ。

もちろん聞くきっかけは、パーソナリティが好きな芸能人だからなど様々存在するが、



・「聞く」ことで生まれる出会いや発想

・「聞く」に専念することでリラックスできる

・  編集されていないありのままの声を「聞く」
ことでパーソナリティの言葉のニュアンス、温度、胸の内の想いをを真っ直ぐに感じることができる

・「聞く」ことで同じように「聞く」誰かと繋がれるような感覚になる



このシンプルで加工のないラジオ
(されている番組もありますが)が実はメディアの中で唯一無二の存在であること。だから今日もラジオは生き続ける。

先日星野源さんがラジオで
ラジオは、絶対になくてはならない存在とは限らないけど「この世界でしか生きられない人がいる」と言っていた。

すごく印象的だった。

断片的に見れば、現実世界から逃避しているように捉えられたりもするのかな。


でもラジオはあくまで、YouTubeやTikTok、SNSと並ぶメディアのひとつであること


だから私は、メディアの中でラジオを聞くことでしか得られないものがあるから、ラジオの世界を選んで飛び込み生きようとする人がいる
と捉えられるような気がした。

これから先
どんな新しいメディアが生まれようとも

「聞くこと」

このどこか単純で他にない強みがメディアの中で生き続ける限り、人はラジオを聞くのだろう。


そして私もそのうちの一人。😉





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