「L女(えるじょ)」という文化を創るために➀ ~私がL女になってみた!~
1.【「L女(えるじょ)」とは?】
「L女(えるじょ)」というのは、ぽっちゃりした女性をあらわす、私の造語です。昔からL女さんが大好きな私は、自らL女体型のアバター「える」となり、virtual beingとして生を受けました。
「あまりに好きすぎて、自分がL女になってしまいました!!」
ってなもんです。
いやー、可愛い!美しい!素敵!(自画自賛)
それから約二年間。
L女やぽっちゃり体型、コンプレックスや身体像(body image)、自己評価(self esteem)といった領域の発信をあえてしてきませんでした。
文章はたくさん書いていましたが、それを前面に打ち出すのはまだ早いという気がしていたんですね。
「ぽっちゃりしたL女体型のアバターで、virtual worldで面白いイベントや企画をやってる”えるさん”って人がいるんだなぁ」
くらいの認識でちょうどよかったのです。
実際、virtual worldで私の「L女アバター」について触れる人はほとんどいませんでした。だって、皆自由で好きな姿でvirtual空間に生きているのですから、他人のアバター姿にあれこれ悪意をもって口出しする人なんて基本的にいないんです。
時々L女アバターについて話してくる人もいますが、とても好意的に関心を寄せてくれる人ばかりでした。「どんな姿にでもなれるvirtual worldで、ぽっちゃり体型のアバターを使うって、すごく興味があります!」って。とっても嬉しいですね。
2.【virtualな世界が面白すぎて・・・】
私自身、声高にvirtual worldでL女体型の話をする必要性をほとんど感じていなかったというのもあります。
今まで私が「L女(えるじょ」の部分に特別スポットを当てなかったのは、virtualな世界が面白すぎたから。
私の行動や意思、表現もスッと伝わることが多く、幸せな毎日。
体型云々について発言するよりも、まずはとにかく自分がやりたいことや大好きなことを実践して、多少難しいこともチャレンジして、仲間を巻き込んで、具体的に楽しく実現させていくことの方が幸せだったのです。おかげで数多くのイベントも開催でき、たくさんの人と出逢い、やりたいことや夢も数多く実現できました。
私には特別な才能も何もありません。マネタイズなんてできてません。
ただ、virtual worldで出逢った人たちが大好きで、力を貸してもらいながら、ここまで幸せに生きてこれただけです。
本当に感謝しかありません。
3.【日辻シラムさんとL女曲を出すことに~「L女祭」実現のフェーズへ~】
そして今回この記事を書いているのは、「L女祭」実現のフェーズへ移ることにしたからです。
virtualでの出来事や体験が、より大きな流れとなって世界を変え続けています。そんな中、「L女に関する発信もより濃くしていかなければならないな」、と覚悟を決める出来事がありました。
日辻シラムさんに、L女をテーマにしたlylicを書いてもらい、一緒にラップで歌を発信する運びとなったのです。なんと!!私の大好きな日辻シラムさんに!!(Twitterフォローと、チャンネル登録もぜひぜひ!)
これはものすごく幸せで嬉しいことですし、何よりシラムさん自身がぽっちゃり体型等のことに色々と思うところがあった方でした。聞けば、「かねてから曲にして取り組むべきテーマだと考えていた」とのこと。そこで私との間で化学反応が起こり、お互い意気投合したというのが経緯です。
ラップやlylicに乗せて表現できたら・・、きっと私が伝えたいことがより一層伝わる!こりゃあワクワクしてきたあああ!!
私自身ラップは初体験なのですが、とにかくチャレンジ!シラムさんがついてるからきっと大丈夫!「えるさんはいい声してますし」って褒められたし(笑)、まずは一歩踏み出そう!
さらに私の中で構想は広がって、せっかく曲を出すのであれば、一大Fesイベントの中でどかんと発表したいと思うようになりました。今は「L女祭(L女Fes!)」の企画実現に向けて動いているところです。L女シンポジウム企画もやろうと画策中です。
いやー、楽しい!
こういう楽しい流れが生まれると、生きている実感が生まれます♪
4.【「L女」という新しい概念と、Body Positive】
こうして「L女」という言葉から、「楽しい」という感情が私の中で生まれました。
L女とかぽっちゃり体型のお話って、本質に迫れば迫るほど、どこか重たい(体重の意味ではなく)空気が生まれがちな部分は避けられないのですが、L女という新しい言葉や概念によって、より今の時代に合った文化を別なレイヤーとして創出していけるのではないかな?と考えています。
つまり、既成の「ぽっちゃり」という言葉すら一旦捨ててしまう、ということ。
今でこそBody Positiveという言葉が浸透してきていますが、国や文化、価値観が違えばそれこそ美の基準だって違ってくる。それなのに、体型云々のことでこれほどまでに苦しんだり悲しんだり、努力しては凹んだりする日々が終わらないのはなぜだろう?
そんな疑問を私はずっと抱えています。*原因や理由はわかっていますが、また別なnoteで書きましょう。
「自分に自信がもてない」、「どうせ私なんて・・」そんな考えは、植え付けられた思い込みで、周囲の目を気にし過ぎているだけだと頭では理解しつつも、なかなか簡単に抜け出すことができない楔となって私たちの身体と精神をしばりつけているのです。
でも、きっとみんな幸せに生きていたいだけなんです。
たったそれだけのことなのに、果てしない距離を感じてしまいがちです。
「私は自分を好きになったり、幸せになったりできないんじゃないか・・」って。
私も含めて。
・・おっと、ちょっと話題が重たくなり始めましたね。私が言いたいのは、
「みんなで幸せなのが一番だよね」
ってことです。
仮に今がそんな社会や世界になっていないのであれば、文句や不満ばっかり言ってても始まらないので、私たちで創っていくしかないよね、って覚悟で私は生きています。
そのための第一歩として、「L女」という言葉を創ったのです。
5.【私自身の限界性】
ここで、私自身の限界性についてお話します。まず、私自身がぽっちゃり女性ではないので、「L女さんの気持ちを完全に理解する」ということは決してできません。
誰だって、他の誰かとまったく同じ体験はできないわけです。
でも、分かち合ったり、想像したり、寄り添ったりすることはできます。
「大好き!」「素敵!」「最高!」「美しい!」「キレイ!」と感じる素直な感性や気持ちをベースに、今まで使い古された「ぽっちゃり」という言葉とは異なる、新しい「L女」というフェーズに入るべきだと私は確信しています。
そのタイミングが来る時をイメージしながら、今までもずっと、さりげなく「L女」という言葉を使い続けてきました。
これからは、その言葉をさらにイベント名としても積極的に使用していきます。使う言葉が変われば、私たちの意識がほんの少し変わります。意識が変われば、何が変わっていくか・・楽しみですね。
「L女祭(L女Fes)」、これからの展開をお楽しみに!
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