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コンテによる「若手」の起用について

はじめに

 前節はクリスタルパレス相手に快勝したものの、ここ最近シーズン半ばにして既に「苦境」とも言える状況が続くスパーズ。それと共に「若手起用」に関する話題をサポーターの間でよく見かけるようになった。苦境の原因が何層にも積み重なっている今、その内の1層としてピックアップされている部分である。

 若手は使わなければ育たない。出場機会が少なければ試合勘が鈍りパフォーマンスが悪くなる。これらは至極真っ当な意見である。だがこれらに続けて「コンテの下では若手が育たない」、「もっと若手を出せ」というような意見が見られるようになった。
 しかし僕はここに思うところがあったので、このnoteでは、若手を使う環境は整ってるの?って話から果たして使えるような若手はいるの?コンテが悪いの?っていう疑問へ繋げていこうかなと。大きな道筋はこんな形。

 この話題を扱うにあたって、スパーズはプレミア優勝は厳しいにしろCL圏は狙うべきクラブであるし、客観的に見てもそれを狙う戦力は保持しているということを前提にする。
 数年後のクラブ価値を高めるため、数年後の戦力増強の為にクラブや監督は起用を求められるしそれはしないとならないことである。しかしこのような目標が課されたクラブが、1試合も手を抜けない試合がないプレミアリーグを戦いながら「若手」を起用するのは難しいことは自明である。
 また、この記事での「若手」は「将来スタメン級になる可能性のある有望な若手」という意味で使うので、「絶対的な能力を持ちチームで確固たる地位を築いている若い選手」は省くことにする。例えばクルゼフスキとかロメロとか。

1.「コンテは若手を起用しない」論について

 この疑問を考えるにあたり、まずはコンテが「若手」を起用できる環境が整っていたのかということについて考える。それを考えるにあたって大まかにその条件を分けると、例外を除き大きく3通りに分けられる。

①カップ戦の序盤戦やCLGSの消化試合
②勝利が確定した試合の終盤、またそれの逆
③トップチームに怪我が相次いだ際の緊急起用

 これらの条件を一つずつ考慮して、今シーズンのスパーズはそれらを満たすことができていたのか考える。そもそもスパーズ(コンテ)は若手を起用していないのか、若手を使える状況だったのかという疑問について考えていこうと思う。

① まずカラバオカップ、FAカップという国内のカップ戦について。カラバオの三回戦ではノッティンガム・フォレストがフルに近しいメンツだったのも影響あってか、スパーズもフルに近しいメンツで戦い0-2の敗北。そもそもカラバオはフルメン+数名のサブ組で戦うことが多く元々大きな機会創出の場ではないし、ここでの結果により失われた出場機会に関しては勝負という運要素も絡むのでスパーズ(コンテ)に責任を求めるのは少々酷。
 FAカップ初戦は三部のポーツマス相手に「若手」を大量に起用しつつ勝利、次戦も相手に恵まれ「若手」を起用できるような相手である二部のプレストンを引き当てた。ここまでは順調にコンテにより「若手」の出場機会は与えられ、次戦でもそれが期待できるなど、コンテはここの場を上手く使っていると評価しても良いだろう。
 CLは最終節までフルメンで戦うことが余儀なくされ、「若手」の出場する余地はなかった。他グループと比べてレベルが低いこのリーグでは最終節を残して一位突破を決めてほしかったところではあるが、その思いとは裏腹に最後の最後まで気が抜けない試合となってしまったため機会は創出できず。
リコ・ルイスやパルマーを最終節に頭から起用していたシティとは対照的ではあるが、そこと比べるのもまた酷な話。

② まず「勝ち確」の試合について。先日のパレス戦では久々にそういう展開にはなったが、「勝ち確」の試合をスパーズは今季ほぼ作れていないと言える。そのためリーグ戦が試合終盤に「若手」を投入する機会となっていない。しかしここも同様、チームの結果が伴わない責任は全てコンテによるものではないので、「若手」がリーグ戦で出場機会が得られていないように感じるのはコンテの責任とは言えない。勝利が確定するなど「若手」を起用できるタイミングではそうしているので。
 また最近数試合あったし誇れることでは全くないが、「負け確」になった試合の終盤に「若手」を投入して出場機会を積ませることをコンテはしていた。しかしそのような試合はシステムも崩れた状態でとりあえず投入されるだけであり、個の能力が育ちきっていない若手が求められるのがぐちゃぐちゃになった試合で発揮できる程の個の能力であるという点からここでの経験値は他で得られるものと同列に扱うべきものではないと考える。

 そして実際にデータとして他のビッグ6の「若手」と呼ばれる選手達とスパーズの「若手」の出場時間を簡単にではあるが、まとめてみる。


参考:transfermarkt

 多少強引にも見られるかもしれないが、結論付けると「あまり変わらない」のではないかと考えられる。即戦力として獲得したわけではないスパーズの「若手」選手たちのPLでの出場時間は、他チームのそれと比べて大きく変わらないように見られる。備考に示したように様々な要因から出場時間数が多い選手たちはいるものの、それを除けばPLでの出場時間については大差がないことが分かる。チーム状況が良く「若手」を出場させることができる時間が圧倒的に多いと思われるアーセナルやシティとも、同じような立ち位置の選手たちの出場時間だけでみると変わらないのである。
 またこの表を見ると総出場時間数では同じような立ち位置の選手を比べても、スパーズは若干少なく感じられることであろう。特にアーセナル、シティ、ユナイテッドとの差は大きいと感じられる。しかし、この要因はシティはCL、アーセナルとユナイテッドはELでの出場機会である。先にも述べたようにシティは早々と一位突破を決めてその機会を作り出した。EL組も同様、CLと比べレベルが下がる分突破を決める前での試合でもそのような動きが見られる。よってこれらの特殊な状況を除けば、総出場時間数でも特にスパーズが少ないという事実は一切ないのである。コンテが特別「若手」を使っていないという事実は見られない。

③そして話を戻して、急を要した起用について。これは直近の試合では起きている。リシャルリソンとクルゼフスキ、(モウラ)の離脱を受けたヒルのスタメン抜擢、ベンタンクールの離脱を受けたサールとスキップの途中出場の増加。これが該当する。この条件を満たすことが少ないのは、ビスマやリシャルリソンをサブに置けるようになったスパーズの進歩とも言えるし、クラブでの怪我人が少ないことはメディカルチームの貢献度の高さとも言える。

 結論として、コンテが監督であることにより「若手」の出場機会が奪われている事実はないということが上記のことから窺える。カップ戦では出場機会を設けているし、リーグ戦でも大差がつき「若手」を出せる状況であれば出場させている。トップチームの結果が思わしくないことにより、他チーム(と言ってもシティ、アーセナルくらい)にそこで差をつけられているとは言え、それはコンテの責任だけでは断じてないのでね。「若手を使わない監督」というレッテルが貼られた要因があるであろうユベントスやチェルシーでの若手起用に関してはわからないが、今シーズンの彼は少なくとも「若手を使わない」監督とは言えないだろう。
 それと同時に、「若手」を抜擢し選手によっては代表レベルまで成長させ上位のクラブといい勝負をするスパーズ、という好きなスパーズの「イメージ」にとらわれ過ぎている面が我々サポーターにはあるのではないかと考えさせられた。「トッテナム」というクラブが大きくなった今のようにPLのタイトルが求められてもCLでの躍進も求められていない、そしてプレミア中下位クラブが今ほど経済力もチームとしての力がなかった時代だからこそ可能だった戦い方ではないのだろうか。数年前と比べて気付かぬうちに心の中で大きくなっている理想を抱いている、僕を含めたサポーターは「求めすぎ」な部分はあるのではないか、と。

2.起用に値する若手はいるのか

これまでは、「コンテは実際使えるときは若手を使ってる」という話をしてきたが、ここからは「若手の能力次第ではもっとそれが増えていたんじゃない?」「コンテじゃなくて若手の能力不足が問題じゃない?」って話をしていこうかと。
 僕は実際これに尽きると思っている。実際の彼らのプレーを見ていないにも関わらず何故か期待をし、声が大きくなる「若手を使え」という声。チーム状況の改善を幻想に求めるのはやめてもろて。っていうのは置いといて。
コンテ政権下での「若手」(最初の前提の通りロメロ、クルゼフスキは入れない)はセセニョン、タンガンガ、ヒル、スキップ、サール、スペンス、ホワイト辺りか。ユースに目を向けるとスカーレット、パロット、ディヴァイン、マンドル辺りがぎりっぎり入るくらいか。
これらの各選手ついての軽い個人的見解をまとめる。先ほど触れた若手を使う3条件以外の局面で、未来を見越すって面を含めトップチームで使えるレベルの駒が果たしてあるのかっていう問題に着目して。個人的見解なので意見の相違は許して欲しいし、主観に基づく推論でしかないので興味ない人は最後まで飛ばしてもらいたい。

セセニョン
 これこそビッグクラブのあるべき育成方法の成功例ではあるのでは。リーグ戦では期待されていたような活躍をスパーズでの短い出場時間では発揮出来ず、ホッフェンハイムへのレンタルで出場機会を積み成長、スタメンを争うレベルまで。
しかし現状圧巻のパフォーマンスを見せているペリシッチがいるだけではなく、攻撃面での幅の狭さという課題が明確になり、試合終盤での守備固め要因、ペリシッチのターンオーバーという立ち位置は抜け出せずにいる。まあでも一つの駒としては数えられる。

スキップ
 大活躍を見せたノリッジでのローンを経てスタメンを争うレベルになるという、順調で期待通りのスタートではあるんだけども、感情抜きに考えると、今のスパーズのメンツ的にも緊急時以外やターンオーバーしたい時以外は駒として数えられない、またコンテがそう判断するのも納得できると僕は考える。
怪我後のコンディション不良は目立つしパフォーマンス劣化は置いといて。
元々ファイナルサードでのチームへの貢献はほぼ皆無な上に、ブロックを敷いたゾーンディフェンスではモウリーニョ期からそうだけど穴になるシーンが時折見られるこの選手は、とにかくコンテの求めるボランチとは相性が悪いと思っていて、疲労困憊のホイビュアとベンタンクールと変えるか迷うレベル。「守備固め」にしろ前線削る場合か中盤の疲労位でしか入れるの怖いなっていうコンテの気持ちは理解できる。キャリー能力だったりポケットへの走り込みが評価されてはいるけれども、僕はここを対人性能だったり基本的な守備力、ビルド貢献値等の他にボランチとして求められるものと同列に並べるものではないと思うので。ビルドアップ時のポジショニングはデビュー期から全く改善しないし、ゾーンで守る際には穴をあけてしまったり、守備対応も安定しなかったりだとか、起用する監督にとってもリスクではあるよねって。
こんだけ書いたけど嫌いなわけでは全くないし、スパーズで活躍して欲しいという気持ちは強くある。鋭い読みからのボール奪取力は評価してるしそこからの繋ぎや熱の篭ったプレーの数々は好きではあるので、ビルドのポジショニングとゾーンでの守備どこか(どこか…)で学んで、という気持ち。

タンガンガ 
 スキップ同様緊急事態やターンオーバー以外で駒として彼を計算するなら、ギリギリRWBで守備固め要因か。コンテは全く考えていないだろうけど。登録枠のこととか感情抜きに考えたら、僕はこの選手を諦めているというのが正直な感想。
守備の軽さや集中力の欠如(今回はこれで片づける)、攻撃面でも足りない部分がどうしても見られる彼は、RHVとしては限界。先日のパレス戦は怪我明けだったし試合勘不足だったからって擁護されてはいたけれど、数年前から見られるミスや能力の限界が見られたので、それで差し引くべきではないと思う。守備的なRBとしてなら使い勝手もあるかもしれないけれども今そのポジションは置いていないので。

ヒル
 緊急時と守備固めで前から追わせる役としてだけなら駒になりうるレベルかなと。
コンテの求めるタスクに適応しようとする姿勢、そして着実にできることは増えている現状、そしてコメントの数々は好印象ではあるけれども、コンテの求めるWGどころかプレミアに適性がないのは明らかな訳で。スピードが特段優れている訳でもなく、体幹も弱いので背負って敵と正対してから得意のドリブルに持ち込む術もなく。そしてドリブル1本で食って行ける程それが優れているわけでもなく…。積極的な守備がサポーターから評価されてはいるけれども、体入れられない、足出すだけですぐ躱される、コース切れてないしで下手な部類に入ると僕は思うしね。緊急時につき今スタメンを張っているものの、他の選手たちが作った貯金でプレーしているだけであり、何度か良いプレーがあった程度じゃマイナスの方が大きい。
パラティチがとってきた転売可能な若手ではあるけれども、レンタル放出できるチーム状況ではないが為に市場価値を上げられず腐るだけ。エイバルやバレンシアで活躍できることを証明した彼ではあるがリーガの財政規模では買取り額には程遠く…と不幸な移籍でしかない。悲しいねってなります彼を見ていると。
 こんなに書いてはいるけれど、確かな成長スピードで着実にリーグに慣れてきているし、積極的な仕掛けと味方を上手く使いスペイン時代に左を切り裂いていた彼のプレーは魅力なので、コンテが言うようにベルナルドシウバのように(ボールプレーだけでも)なれればいいねとは微かに思っている。

サール 
 相当低かった僕のなかでの評価をここ数日の試合で少しだけ上げて、それこそ「勝ち確」の試合やカップ戦で積極的に起用してほしいなと思う選手になった。とは言え彼も同様、緊急時とターンオーバー要因かなと。ここからまた数戦で評価を覆し、疲労困憊状態のホイビュアやベンタンクール、ビスマに終盤代えられる選手となるかもしれないが。
代表戦やたまのトップでの出場ではそつなくこなす程度の出来であるし、ユースでの試合でも圧倒的とは言えない現状。「20歳の若手としては」上出来なんだけどね。トップで使うような選手と考えると、足りない部分は多い。守備時のスペース管理の低さ、アジリティ不足により対面すぐ躱されるシーンが見られる(ユースレベルでも)、組み立て時のリポジショニングの遅さ、ミドル以上のキックの精度の低さ等々。
 しかしグラウンダーのキックの質は良いし、これは驚きでもあったんだけどプレミアレベルでもフィジカル的に一部通用していたりだとか、元々自分が特に高く評価している戦術理解力、遂行能力を持っている彼は今後10年レベルで軸になる可能性を秘めているとは思う。これからまだ伸びるであろうアスリート能力だけではなく各面で成長してほしい。

スペンス
 これもパラティチというかクラブ主導の若手。エメルソンやドハティの限界を見てサポーターは彼を使えと叫んだ訳だけど、数試合起用された後は全くその声を聞きませんよね。それが何よりの答え。コンテがRWBに求めるもの(特にポジショニングの面)を全く満たせておらず、負け試合の終盤に投入され得意の独力での突破が期待されていた場面でも期待外れの出来。計算できる駒とは言えない。彼こそ人材不足のユースでRSBやって経験積みなよとは思うけど。まあローンの噂、しかもラッキーなことにプレミア数クラブからのお誘いということで、経験を積んでまた帰ってきてください。

ホワイト
 先日カップ戦でトップで使われて高パフォーマンス残したせいでちょくちょく騒がれてるけど、ユース見る限り勿論その中では上手いなと思うレベルのプレーは見せるものの、そこで圧倒的なわけでは全くなくなんなら穴も目立つ。穴というか足りないところ。こないだの試合やPSMしか見てない人だと分からない部分ではあると思うんだけど、守備面の強度だったりシンプルなハイボール対応だったりで本職のボランチとしては限界も見られる。
 コンテもそれは理解して前目で使ってくれているから、そのチャンスを活かして何とか生き残る術を見つけてほしい。味方をパスで動かせる選手だからオッズ100倍くらいかもやけどエリクセン的な選手になる未来はあると思うんだよなぁ。

ユース組
 現段階で3条件外で出場機会が与えられるべきであると思える選手は当然いないよねって。パロットはPSMしか見てないから言及しないとして。ローンウォッチはしていないので爆発的に成長していたら怒ってほしいんだけど、スカーレットは少なくともローン行く前だったらユースレベルでも大きく課題が残っていたし、トップチームで使えなんて言えない状況ではあった。そしてよく騒がれるディヴァインではあるけれども、怪我明けはコンディションが上がらずプレーは酷かったし、そもそも彼が輝ける局面というものが非常に限定されているのもあり、またそれ以外の局面での成長はあまり見られないので、「トップレベルと変わらない」という時折流れてくるこの様な意見には賛同しかねる。ベンチ入りする機会があったマンドルに関しては、現段階ではローンに出して貰えればいいねくらいの選手であるので。

(ロドン)
 言っちゃ悪いし試合を見てる訳ではないから怒られるかもしれないけど、レンヌで出場機会がない選手が駒になりえないよねって。先日のW杯でも数戦ちゃんと見たけど、見るに堪えないプレーばかりだった。そこで見せる欠点はモウリーニョ期から見られるものと大差なく、大きく成長した様子は見られなかった。スワンズ下部組織最高傑作とは何だったのか。

これだけ書いたけど、これは将来性や愛着などすべて抜きにした「現段階」のトップチームの戦力としてみた評価なので、勘違いはしないで欲しい。

 人によっては見解が異なる部分はあるかもしれないけれど、こう見るとローン(トップで出場機会を得られるレベルに成長するためのもの、ユースのローンとは異なるもの)に出すべきレベルの選手がスパーズの「若手」枠を占めていることが分かる。純粋に戦力として数えられる選手が少なく、当然そのようなレベルの選手たちがスパーズという仮にもCL圏を狙うチームで出場機会もあるはずがなく。最初の章でまとめた3条件以外を除いた場面でコンテが駒として投入して経験を積ませ更なる大成を期待する選手が少ないことが分かる。

 少し脱線するが、それでもそのレベルの選手たちをサブとして使わなければならないという、Big6の中での差を感じるサブ組の質の違いという問題が浮かび上がる。出す判断に迷うレベルの選手が並ぶスパーズベンチに対し、他のチームは高額な移籍金で獲得したスタメンを争えるレベルの選手が揃っているのである。これがコンテの遅い交代にも繋がってくるし、先制されたら厳しくなる(何故か追いつく場面は多いけど)要因である。
 ポチェ期の望外な結果に麻痺らされたサポーター達の要求に応えようと、それに見合わないスカッドをやり繰りしつつ毎年投資を重ねようやくサブ組の質が問題になるまで辿り着いたスパーズ。しかしその差は一年間を通して戦うリーグ戦においては大きく、コンテがひたすら補強を求めるのも仕方ないと僕は考える。

3.まとめ

 これだけ長々と書いて僕が言いたいことは、コンテは若手を「出せる時は出している」し、「出さない」んじゃなくて「出せない」場面は多いだけでしょってこと。フルメンで戦ってCL圏にやっと入れるかどうかのチームが、戦力落ちしたとしても未来のために若手に出場機会を態々与える余裕がある訳ないだろと。増してやここ数年のサポーターの要求はCL圏内ではなくプレミア優勝なわけで。「若手」を辛抱強く使い成長させ戦力化した上で尚且つプレミア優勝するのは勿論理想ではあるけれど、僕は数年前とは変わり後者の方を強く願うからこそ、前者の部分に関しては妥協すべきポイントなのかなと。だからこそコンテの会見で言ってたように、若くて質のいいクルゼフスキとかロメロのような選手をある程度の移籍金で引っ張ってきたり、ローンでの成長を期待したりして「基盤」が整うのをじっくりひたすら待つしかないとは思っている。少なくともケインのサイクルが終わるまでは。

終わりに

 拙い文章を読んでくれた方にはまず感謝。4年前高校生の頃数本書いた試合のレビュー記事は恥ずかしくなり消したので、この記事が1本目となります。図を用いた戦術分析は時間の関係で行うつもりはありませんが、これからはこのnoteで試合について感じたことをまとめたりしていこうかなと薄々考えております。
 改善のために内容面、形式面共にアドバイスや感想を多く欲しいっていうのとシンプルに自分のモチベ向上のために良かったら拡散したり、DMでメッセージ欲しいなとは言っておきます笑
 今後に関してはコンテ政権の評価であったりユースの好きな選手であったり色々書いてみたいなと思うことは溜まっているので機会があったら書いてみようかなと。


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