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Bright Momentsに向けて参加アーティストを予習する(Tezos編)

今年5月、世界最高のGenerative Artの祭典Bright Momentsが東京で開催されます。黒船来航によって、日本でもアートNFTが認知され盛り上がりをみせるのでしょうか。

Bright Momentsって何?という人は、mochioさん(@mochio_38)の素晴らしいまとめ記事をご覧ください。


参加アーティスト

Bright Moments Tokyoには、ArchetypeのKjetil Golid、Garden, MonolithsのZancan、Generative Masksの高尾俊介氏をはじめGenerative artのトップアーティストが多数参加します。
わたしはTEZOSで発行されたアートを中心に収集しているコレクターなので、ここでは参加アーティストのなかからTEZOSのアートシーンで活躍している、または足跡を残してきたアーティストたちを紹介したいと思います。

1. qubibi

Tezosのアートマーケットでトップクラスの売り上げを誇る超人気アーティストqubibiこと勅使河原一雅氏。海外のアートコレクターのなかには熱狂的なファンがいる一方、日本ではまだまだ知る人ぞ知る存在、本人のTwitter も海外のコレクター向けにすべて英語で投稿されています。(作品情報を発信していませんが日本語アカウントもお持ちでした)。今回のBright Moments Tokyoをきっかけに逆輸入の形で日本でも注目が高まる可能性大です。

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qubibi作品で有名なのが、MIMIZUというタイトルのコクション。コードが生み出した不思議な模様が織りなす巨大なイメージはまるで躍動する生物のよう。1点ものとして販売される新作は、常に50万円を超える価格で販売されています。
1点物は高くて手が出ないという人におすすめなのが、leftoverという別のコレクションです。こちらはMIMIZUのような大作を作る過程で誕生したと思われる小品をエディション展開しているものですが、小品とはいえ、どの作品にも作家の強烈な個性が刻まれています。頻繁に新作がリリースされていますが、市場にでるなり即完売してしまうため、一次で購入するのは至難の業、是非objkt.comで通知機能をONにして販売の瞬間を狙ってください。

leftover

2.zancan

言わずと知れたTezosを代表するスーパースター zancan。昨年7月に代表作Garden, Monolishが日本円にして1500万円を超える額で取引され、TezosのNFT史上最高額を記録しました。こちらも1点物は手を出しづらい価格帯ですが、objekt.com には比較的買いやすい複数エディション展開の作品も存在しています。

https://objkt.com/profile/zancan/created

Melissa Wiederrecht

サウジアラビア在住の女性アーティスト、Melissa Wiederrecht。鮮やかだけど影のある独特の色彩とshaderを用いたリアルな陰影表現が特徴です。ArtblocksのCurated artistでありイーサリアム上でも複数の作品を発表していますが、もともとtezosのfxhashをメインに活動されています。
個人的なお気に入りは、昨年9月にfxhashで発表されたTake Wingというコレクション。ダイナミックな筆致と飛び散る絵の具、複雑な色彩で描かれた250のアートがコードによって瞬時に生み出されるのを目撃し、あらためてジェネラティブアートの力を感じました。Bright Momentsの作品が本当に楽しみです。

Take Wing #128

Melissa Wiederrechtも1点物のコレクションをobjkt.comに展開しています。


Lars Wander

元Googleのプログラマー だったLars Wander。昨年の夏にTezos(objkt.com)とイーサリアム(verse.works)で同時期に発表された how you see me のシリーズが大きな注目を集めました。なかには1点100万円を超える価格で売買されたものも。fxhashに立ち上げ直後から参加していてこれまでに3作品を発表しています。

how you see me #6

以下のグラフは、Lars Wanderがfxhashで発表したGeodeという作品のフロア価格の推移です。わたしがfxhashでコレクションをはじめた頃は10tez程度で購入できたのですが、1月18日現在1200tezに到達しました。(持っていません😢)

Geodeのフロア価格推移

KIM ASENDORF

ドイツのメディアアーティスト、コンセプチュアルアーティスト KIM ASENDORF。fxhashでこれまでに発表された作品はどれも人気が高く、新作も発表される度に瞬時に売り切れてしまいます。
アニメーションするピクセルアート作品は数多く存在しますが、 KIM ASENDORF作品のウネウネした独特の動きは癖になる面白さ。以下のリンクから是非ブラウザで体験してください。


以上、Bright Momentsに向けて参加アーティストを予習する(Tezos編)でした。


わたしのDecaギャラリーでは、Tezosのジェネラティブアーティストの作品を中心に紹介しています。宜しければご覧ください






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