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阿佐ヶ谷姉妹の「お困りでしたら」

出勤時のカーラジオから、

🎵ル~ル~ル、ルルル~、ル~ル~ル、ルルル~
おばサンタールゥチイアー、おばサンタ~ルチ~イア~~🎵
阿佐ヶ谷姉妹の歌声が流れてくる。

NHKラジオR1らじるラボ「阿佐ヶ谷姉妹のお困りでしたら」のコーナーが始まる。

まずは姉妹のゆるいトークに、脱力しつつ和む。

そして「お姉さん、そろそろお困りごと、いきましょうか」と、ふたりがお困りごとの相談窓口を紹介する。

経済的に困っている人、子育てや介護のお困りごとなど、日替わりで相談先が紹介される。

私達は、大丈夫と思っていてもいざとなるとどうしていいのかわからなくなる。
私も半年前に、遠距離に住む義父が「動けなくなった」と聞いて途方に暮れた経験がある。

お役所なんて何にもしてくれないと思いこんでいたが、あの時の対応には本当に感謝している。

困った人を、助けてくれる窓口につなげてくれる。
そんな「阿佐ヶ谷姉妹のお困りでしたら」。
まぁ阿佐ヶ谷姉妹経由じゃなくても、直接役所など窓口がわかるなら、それでいいんだけれど。


先日、久しぶりにカウンセリング実習に参加した。
勘を取り戻すことができてよかったが、それとは別の収穫もあった。

クライエントとして話を聴いてもらうのは久しぶりだった。
話すことが思いつかなかったので、もう自分の中では済んだと思っている案件を話すことにした。

カウンセラーが傾聴しながら、ひとつひとつ丁寧に気持ちを拾って返してくれる。
セッションを終えて感じたことは、自分では解決したつもりでいたけれど、それはもう考えるのをやめて蓋をしていたのだった。

胸の奥に押しやっていたことを、カウンセラーが受容し共感してくれる。
心のマッサージのようだった。

メンタル不調でない私でも、そう感じたことは意外だった。

悩んでいる人が、それを受け止めてくれる人に繋がるといいな。
少しもやもやしている段階でいいから、聴いてくれる人に話すことができたら、スッキリする。
カウンセリングがもっとポピュラーになればいいのにと思う帰り道だった。

おばさんた〜ルゥチア〜、おばさんた〜ルチィア〜🎵

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