見出し画像

そうだ、私も京都行こう!其のニ

東福寺を出て、京阪で祇園に向かう。

祇園四条で地上に出ると、目の前に南座があった。
一幕見席があれば…と期待したけれど、公演自体がなく開いていたのは切符売場だけだった。

本当は歌舞伎より寄席に行きたい

観光客で賑わう花見小路を歩いた。

観光客(の私)は入るべきじゃないと思うが(ダメじゃないけど、撮影禁止)、やはり祇園を感じてみたい。
狭い小路を上ルか下ルか入ルと😆置き屋さんが立ち並び、軒先には芸妓の名札が。

飛脚(丸に飛の字の印を付けた人力キャリー佐川急便)が、奥に声をかけている。
応対している若い女性の声に、京都やなぁ…。

祇園でお昼ご飯と思ったのが間違いだった。
軽く食べたいのに、入ろうとするお店はどこも3,000円以上、あんみつにする?とも思ったが、結局こんなものになった。

一銭洋食800円

さてさて、祇園に来たのは建仁寺に行こうと思ったからだった。

ほらほら、建仁寺は行かなきゃならない理由があったはずなんだけど…と、その理由がまだ思い出せない。

三門

拝観券を受け取り、書院へ。

そうだった、建仁寺で見たかったのは改源!
(風邪に改源って、ちがうでしょ)

そう【風神雷神図屏風】だ。

以前、夫が会社で美術館のチケットをもらい、京都まで見に来たことがある。
その時の展示が「風神雷神」だった。

本物が見られるー!と見てみると、いろいろな風神雷神の特別展で、マリオブラザーズの風神雷神とか楽しい企画ではあったのだけれど「ちょっと違った」のだった。

レプリカじゃない重文の数々

「風神雷神図屏風」は写真に撮ったのだけれど、SNSはダメなのでここにアップできず残念。

さらに!だ。

ホテルに帰ってリーフレットを見ていると、「*通常は高精細デジタル複製を展示」と書いてある。

本物を惜しげもなく常設で見せてくれるなんて、すごい!(しかし大丈夫なのか?)と思ったが、そういうことだった。

しかしあの大きさや色合いを感じられて、デジタル複製でも充分満足だった。

そして、風神雷神と同じくらい見たかったのが、法堂の天井画。

易経の龍の話が好きだ。

携帯の壁紙や御朱印帳も龍のものを使っている。

法堂天井画「双龍図」

雲を呼び雨を降らせることのできる飛龍。
以前、空を自由に飛ぶ龍を見たことがある。
その姿に憧れもした。

「亢龍有悔」

しかしそんな飛龍も、いつまでも空を飛ぶわけにはいかず、登りつめた龍はやがてまた降りていく。

そんな時こそ、人の真価がわかる時なんじゃないだろうか。
あれ以来そんなことを考えている。

建仁寺には、元総理大臣細川護熙氏が描かれ奉納された襖絵があった。
見応えあり、あの方流の龍の姿を見たようだった。

おっと脱線してしまった…。

高瀬川を見ながら、そろそろ帰ろう

6連泊とは言え、今回京都には行けないだろうと思っていた。
御朱印帳を持って来なかったことが悔やまれる。
書き置き、帰ったら双龍の御朱印帳に貼ろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?