PD診断 衝撃のロマンスファッショナブルに崩れ落ちる。

瀟洒な住宅街の中にある、マンションの一室。わたしは友人と共にインターフォンを押した。

インターフォンを押す所から、もうイメージコンサルタントは始まっているとレポで読んだ。これからきっと一日中進研ゼミ体験ができるかと思うと楽しみで仕方がない。

※PD診断を受診する動機は「初めに」を読んでね!
https://note.com/pococo891/n/nb6034e456a41

今回お世話になったのは、「EYPコンサルティング」の「松重うい」先生です。
https://www.eyp-pcpd.com/

出迎えてくださったのは、インスタで穴が開くほど眺めていた爆美女。初めての生うい先生は、とにかく細くて美しい。美しく伸ばされたつややかな髪に、均一な肌。整えられた唇と眉……華奢な身体にお召しになっているノースリーブから覗く二の腕は、今すぐ取り換えて欲しいパーツのひとつ。
にこやかに出迎えてくれたけれど、後から聞くと、もう一目見た瞬間から判断して、頭の中で目まぐるしく着せ替えしているそう……やっぱりインターフォンからイメコンは始まっているのだ!

行く前の自己診断は、「グレース」でした。はいそこ、笑わない。もう結果は書いているからね!何故グレースだと思っていたかというと、理由は下記。

・看護師に間違えられる。
・Iライン(直線)の服ばかり着ている。(骨ストのため)
・盛り耐性がない。(と思い込んでいた)
・縮毛矯正をしていないとだらしなく見える。(捻転毛です)
・肌が荒れていると気が狂いそうになるため、しっかり「きれいな肌」を保つ必要がある。
・シンプルな服装が多い。(すっきりさせたいため)
・装飾品が苦手。(ピアスは小さなもの、ネックレスは二本のみ、ブレスレットや時計だけは好きで集めていた)
・真面目そうに見られる。授業中寝ているのに学級委員系や生徒会役員になっていた。

もうこれで分かりますね。垢抜けず、何も似合わないと絶望し、裸で暮らしたいと嘆くわたしの「勘違い」が……。

裸で暮らしたいわたしの受講理由アンケートに書き込んだ言葉は、怨念たっぷりの「楽になりたい」という一言。

うい先生のポリシーは「何を着てもいい」「好きなものを好きなだけ着ていい」「私だってグレースだけど、普段は臍を出して歩いている!」「ただ、自分に似合うものを知っているのは強い」「必要な時に戦略として使えるから」ということ。私のアンケートの「楽になりたい」と書いた事に「楽になりましょう!」と声をかけてくれて、その華奢な肩が5メートル
くらいに見えた。うい先生大好き!

この日のわたしは、診断があるからな……と悩み、身体のラインの出る(特に胸元)ベージュのノースリーブワンピに透け感のある白のシャツを羽織って髪を巻き、UGGのころんとした雲サンダルを履いていたけど、多分これグレース着ないね。目も覚めるほど鮮やかなグリーンの、リゾートバッグも持っていた。自分の事を何もわかっていない。思い込みも甚だしい。

その日の先生はクリーム色のノースリーブニットと茶色のパンツだった。イエベ春、グレースファッショナブル。これが……グレースの美しさと輝き!!!と目の前にして、わたしの自己診断が揺らぎ始める。なんか……全然違うな?(わたしと)

本日はわたくしと、友人の美女。そしてもう一人、初めましての方。以下ナチュ様。ナチュ様は骨格診断、顔タイプ診断、16PC診断を全て済ませた方で、ここでわたしはまだ未受診の三つに思いを馳せる……。ナチュ様は、四回申し込んで漸く当選したとの事。改めて競争率の高さにしみじみ。一発当選は本当に運がよかった。

まずはパーソナルカラー診断から。ドレープを自然光で当てていく。この自然光というのが大事で、「南向き」、もしくは「北向き」、そして「壁紙」が大事だそう。前回書いた、資生堂のライトで診断した私と友人は……見事に転生した。これが噂の「転生」!!!
※友人も同じレッスンを後日受講していて、春とも夏とも言えないPCと謎の診断を受けていて、二人で首を傾げていた。
これで、長年苦しんでいた呪いの説明がついた……!

わたし
・ブルベ夏大得意くすみカラーが失敗する。
・取り敢えずくすみカラーは何も付けていないように見えて浮く。
・白が入っているアイカラーで「どうした?」となる。
・パステルカラーを着ると、嫌で嫌で脱いでしまう(※裸にはなっていないのでご安心ください)
・ブルベ夏大勝利♡パレットで死ぬ。
・ブルベ夏とは思えないワードローブ。(黒、ネイビー、なんか変な色(蛍光色))
・変な小物が好き。
・トムフォードのインソレントローズが微妙に似合わない。ボディヒートばかり使ってしまう。

友人
・イエベ春と言われていたが、自分で選ぶ色は濃い色ばかりだった。最近モカカラーのジャケットを買った。似合っていた。
・勝負パレットはトムフォードのレオパードサン。(買うときに着いていった。爆似合っていた)

結果、わたしはブルベ夏→ブルベ冬。薄い色は微妙。濃い色、若しくは彩度が高い色。兎に角純粋なブルベ冬。黄色が苦手。
誤診の理由→目の色が明るい。(目の色が薄くて明るいとブルベ夏と言われている)明るい色を乗せると肌が明るくなる、明るくなるのでブルベ夏に誤診多し。
ブルベ冬の特徴で合うもの→目の縁がカラコンをしているようにくっきりとしている。髪が漆黒。濃い冬のビビットカラーでくすみが全て飛ぶ。くすみカラーは作業着になる。

こんな色どうするんだカラー連発。H&MやZARAで間違いなく売れ残っている色。ワードローブは、ネイビーと黒が多い。これは大正解。ネイビーと黒が似合う。友人はほんとにほんとに……純粋なイエベ秋で、おしゃれカラーしか似合わなくて垂涎の的だった。うい先生も悶絶。うい先生と私はイエベ秋に生まれ変わりたい同盟。友人が秋ドレープを纏うと、さながらマックスマーラだった。彼女が似合うマスタードは……。

わたし「黄土色だ。たすけて……」

イエベ秋に憧れていた人生だった。イエベ秋色のアイカラーを付けて、殴られたようになり、チークを入れてゾンビとなり、唇に乗せた色はわたしの顔を殺した。カーキのコートは、わたしの血色のよすぎる顔をくすませてきた。ベージュは肌着となり、おしゃれカラーは東北から出てきた芋を更に芋にさせた。おしゃれテクがある人はおしゃれに出来るのだろうけど、おしゃれテクがないわたしは天を仰ぐことしかできなかった……。

話しを戻す。虚無になっているわたしに、ドレープを当てている先生。不穏なワードが飛び交う。「華やか!」「女性的!」「もっと派手でもいい!」

自己診断 グレース 華やか?????ワードローブの色も華やかとは言い難いけれど。これは……。

困惑している間に、ナチュ様が私のレポを取ってくれていて共有してくれたけど、良い人すぎて好きになった。わたしもちょっと取っていたけど、あまりにも人のドレープあてが楽しすぎて手元が疎かになっていた。ごめんなさい。次があれば誰もが驚くくらい細かくメモする事を誓い……。

以下ナチュ様に貰ったレポ要約。

冬の勝利。
・アイシーカラーが得意。(人生でアイシーカラーを手に取ったことがない。というのもパステルと見分けがつかず、パステルで大爆死を百億回かましていたため)
・青みが強く、より鮮やかな方が似合う。似合う色は顔立ちをはっきりさせ、透明感が増す。

・白濁り・くすみ・黄みが強いカラーは不得意。
・黄ぐすみで死ぬ。唇も白くなり、髪もぱさつき、目も濁る。顔がボケる。
ウッ……(イエベ秋に憧れた自分が死ぬ音)

・冬カラーなら、シックでクールな方が◎ゴージャスかつ女性らしいもの。強い色はかっこよく纏い、バーガンディのような女性らしい色はかっこよく&女っぽくも着られる。
※後日16PCでクリアウィンターブライトサマーと診断されるけど、この強い色たちは顔と身体で丸め込んでいるのだなあと思った。わたし自身アイシーより強い色が好き!
※お気に入りの冬バッグは、濃いワインカラーのヴィトンのヴェルニトート。伏線回収。

不得意№1カラー、イエロー。
・着こなせる色はグレー。(グレーの服も多いな…)
・ブルーや赤は超得意。ロイヤルブルー、バーガンディを着るべし。ネイビーは味方。

・気になるワード
・目力すごい。(強い女に憧れているため、目力を言われるとうれしい)
・コントラストを付ける。(今後どこでも連呼されるワードとなる)

・黄色はアイシーイエローなら可、ピンクはパステルは避ける、青は夏でもまあいける。ドレスは赤を選ぶべし。緑はスタバグリーン。将来引退して週2~3でバイトするならスタバにしようと思った。
・高級感が大事で、ポップは避けるべし。高級感という言葉に惑わされ、グレースを捨てきれないまま進んでいく診断……。

濃い紫が似合うという事をうい先生から賜り、ふと思い出した事がある。
小学校の頃、将来になっていそうな職業アンケートがクラスであって、「ぽここは占い師」が圧勝だった。そういう…事…?!ワアッ…とちいかわになり、うい先生に伝えたら笑い死にしていた。

怒涛のPC診断のあと、小休憩。おやつを食べながら談笑していたけど、うい先生はドレープを畳み……食べると眠くなってしまうから、らしいけど、朝も昼も食べないのはすごい。わたしが食いしん坊なため。その細さになるには……やっぱり一日一食仙人生活ですか?

さて、後半に突入。こちらに辿り着いた方は、既にPD診断とはなんぞや?をご存じの方が多いと思われるので、割愛します。パーソナルデザイン診断でぐぐってね!

うい先生→う
わたし→ぽ

う「まずは何が外れると思う?」
ぽ「キュートです」
う「正解!」

最初からキュートはないと思っていた……キュートな服が悉く爆死した過去をわたしは宝物にしている。戒めのため。あと、なんかプラスチックのアクセは本当に似合わなかった。かわいい~とハンドメイドのピアスを蚤の市で買ったあの時のわたし、ありがとう。一度も付けないまま友人にあげた。

う「次は?」
ぽ「ナチュラル……(即答)」
う「せいかーい!すごい!こんなに即答は中々いないよ!」

ナチュラル系が好きなのに事故を何回も起こしているからこその…。シャツとジーンズをさらっと着こなしたい欲があり、何度チャレンジしてもダメだった。
ニットとジーンズを合わせるなら、きれいめのブーツに髪を巻いて、なんかごついバッグを持っていた。(なんでグレースと思い込んでいた?)

この時点でもグレースを捨てきれなかった。多分グレースの女が好き。わたしの友人はグレが入っているであろう女が多い……。

立ってボディ診断。触られたり、捲られたり。

う「直線がほぼない。曲線ね。肩も丸みを帯びている。腰の位置が高い」←もうここフラグじゃん…(骨格7TYPEの…)
ぽ「典型的ストレート体型なんです」
う「わかるわかる!髪は…長い方がいいね、このまま伸ばして」

座ってどれを消すか迫られるけれど、これは結構本当に自分では分からない。
グレースを消せない理由が、自分が骨格ストレートで、骨スト向けのファッションばかり手に取っていたからでもあり……。

ぽ「ロマンス……?」
全員「「「ちがーう!!」」」マジで全員の突っ込みがはいった。

?!?!?!?!ロマンスは縁遠すぎて全く考えてなかった。「ファッショナブル…??」「ちがうちがう!」!?!!?!「フェミニン?」「ちがうー!」

?!?!

残るはファッショナブル、グレース、ロマンス、フェミニン……。

ぽ「わたし、グレースだと思ってここに来たのですが……」
う「内面がグレースなんですよ(?)」

キーワード。華やか。女性らしさ。

…………。ここで、固定観念を捨てないといけないと覚悟した。そして憧れとも決別した。ナチュラルは明らかに事故るから、すぐお別れできたけど……グレースさん、あなたには真剣に恋、していました……。

ぽ「次に外れるのはグレース…」
う「そう!地味すぎる!」

東北の芋を、都会の芋にさせていたのはグレースとの思い込みと骨スト優勝という言葉に踊らされていた自分……。「地味すぎる」との言葉に、自分を「超超超地味」と思い込んでいたため、打撃を受ける。

自分の中で絶対ないだろうと思っていた、ファッショナブルとロマンスが残る……。
ぐずぐずしているわたしに、うい先生はてきぱきと続ける。

う「グレースの服を見て。大体事故らない服なの。大方無難に纏まっている印象になる。でも、グレースだと、これを身に付けると一気にこなれた雰囲気になるんです!」

シンプルな装いの、グレースうい様に微笑まれた瞬間、わたしのグレース(思い込み)尊厳は粉々に打ち砕かれた……。

ぽ「えーと……次に外れるのはロマ……」
う「違います」

次に外れたのはフェミニン。中途半端になってしまう為、振り切った方が良いそうで……。

残ったのは、全然考えていなかった、ロマンス、ファッショナブル。

ぽ「ロマンスのロの字も想像していなくて死にそう」
う「インターフォンカメラで拝見した時からロマンスだと思っていました!」

ロマンスでサブがファッショナブル、爆誕。

ぽ「つまり…叶姉妹を目指せば!?」
う「恭子さんはファッショナブルロマンス、美香さんはロマンスファッショナブルですね」

ぽ「明日からわたしは叶ぽここと名乗ります……」

放心。

服を見てみると、凄い柄、凄い服、凄いカラーばっかりで笑いが止まらなくなったけれど、これ本当に似合うの?と倒れた。
でも、結局わたしは客観性が欲しかったから、叶姉妹の四人目になるべきなのだと思う。乳を半分くらい出していてもいやらしくなく、品があるのがロマンス。そしてファッショナブルもロマンスも圧がある。取り敢えず盛る。

今まで盛り耐性がないと思っていたのは、ブルベ夏カラーで全て消されていた&品が欲しくてグレースの地味な服ばかり着ていたからかと納得。道を歩くとご老体や外国の方に必ず道を聞かれていたのはPDを外していたのと、ロマンスのふわふわさ?
ちなみに巷で良く言われるロマンスあるある、「セクハラを受ける」「モテる」は全く感じた事がなく、寧ろグループの中でもわたしだけセクハラを受けず、モテるというかメンタルの弱い方に執着され追い掛け回されるのくらいしか経験がないので、個人差だと思われます……。(多分とても強そうなのだろう……)

コスメチェックは、ブルベ夏カラーばかりを揃えていたので「見る目はある」と褒めていただけたけれど、これはもうブルベ夏優勝★に踊らされた買ったからであり……。おしゃれになりたくて買って、使いこなせなくて泣いていたトムフォードのスールサーブルは案の定ガチ秋案件で、友人に譲り……。マットが悉く似合わず、ラメとツヤの女だった。確かにメイクだと、マットな肌は事故り、マットなリップは三秒で外していた。つやんつやんに仕上げていた。

サーブルのお礼にハンバーグを奢って貰って恐縮したけど、友人の秋カラー爆似合い案件に物凄い嫉妬……!!そして、わたしが大好きな友人の彼女は「グレースファッショナブル」でした。グレースの女が……好き!!!!
確かに彼女が濃い化粧をしたのは見た事がない。シンプルで、どこか捻りのあるファッションに、さらっと施されたナチュラルなメイク……彼女を地味と思ったことは、長い付き合いだけど、一度もなかった。


おいしかった

コスメを選定して貰い、一同写真タイム。そしてアクセサリータイム。

出た、ライオン。


アナ……いや、パールのピアスは同じようなのを買いました。

レポでよく見かけた、ライオン。ライオンと言えば銀座三越。それ以外で縁がないと思い、これ誰が似合うのよと思っていたライオン。

普通に違和感なく付ける事ができた。ライオン……。

総評すると「ラメ、濃いメイク、ベリー系、プラム系のリップ、凄い柄と凄い色の服、髪は巻け、アクセサリーも盛れ」の盛り盛り案件だった。ブルベ夏で顔に色を乗せると、全て同化して、勝手に「盛り耐性……なし!」って思っていたけど、パンチが足りなかったみたいで男泣きした。そして謎の薄化粧感とグレースの無難服でグレースだと思い込んでいたという事で納得。確かに髪を上げてもサイドの髪は残す。何もしないと寂しくて、結局サイドの触覚を巻く。つまり顔周りの甘さと曲線が欲しい…。美容院で仕上げに巻いてもらうと、絶対「雰囲気変わりますね!?」と言われる事を思い出した。


これが…ブルベ冬カラー!

ぽ「チークを入れると野暮ったくなって、付けたくないんです」
う「笑笑笑冬の人はそれ言う!目も唇もしっかりメイクするから、チーク不要の人多いですよ!」
ぽ「リュックが似合わないんです(旅行時しか背負わないけど、めちゃくちゃ似合わない)」
う「笑笑笑背負うのを諦めるか、振り切って流行りのものを都度持ちましょう!」
ぽ「スニーカー……」※こちらは何とか妥協点を後日他診断で捻りだす。
う「似合わない!歩いちゃダメ!送り迎え必要なものが似合う!」

叶姉妹四人目…。

ショックを受けながら終わったけど、ほんっっとうに学び大き一日であり、芋が芋の理由に気付いた日だった。早くポテトサラダになりたい。目から鱗だらけで、ぼろぼろ落ちすぎるこの快感をまた味わいたいと思い始める。
おとなになると、なかなかそういう経験がないからね!

わたしはロマンスファッショナブル。(ブルベ冬)
友人はグレースファッショナブル。(イエベ秋)
ナチュ様はナチュラルファッショナブル。(イエベ春)

大満足の診断だし、皆ファッショナブルが入っていたのにメインがばらばら、PCもばらばらで、人の診断を見ているのがとてつもなく面白かった。

これが……イメコン沼!という事で、色々と調べ嚙み砕きを経て次の診断に向けてアップを始めるのであった。

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