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#わたしイチ好きなあなたのnote2019 【その1】水槽のその後も気になっている…の巻

というわけで、わたしがとくに今年”Special thanks!”ってさけびたい方への偏愛を、ひたすらまじめに綴ってゆくだけの場所、第1弾です。

主旨についてはこちらのnoteをどうぞ!

上記のnoteのとおりなので、今回の企画はあくまでわたしが個別に感謝をお伝えしてゆきたいなっていうのが主旨です。有名無名問わず、旗を振って応援してくださった方のところのお部屋(note)に遊びにいって、「いつも(orその節は)ありがとうございますー。わたしも○○さんのこういうところ、とくに好きで!」って言ってまわるという、超・超個人的企画です。

決して「万人へのおすすめnote」を選出するという主旨ではないので、誤解なきよう!(そのへんの誤解が生まれないように、ベストnote選出ではないよ、というのを強調したくて上の主旨noteを書いたつもりだったんですが、やっぱり毎回書かないと伝わらないとわかったので、毎回書きます…!)

いたってささやかな感謝祭ですが、その方のいろいろなnoteを拝読したうえで「個人的にはこれが特に好きです!」というものをご紹介しているので、興味をひかれたものにはぜひリンク先には遊びにいってみてくださいね。

知らなかった方の新鮮なnoteや、すでに知っている方でも読み逃していた意外なnoteが読めるかも……? ゆるやかに、そんな出会いの場にもなったらうれしいなと思いつつ。

それでは、ゆるゆるとはじめます。

・ご紹介は順不同です。

・あれもこれも…!とご紹介したくなる気持ちをこらえて、ボリュームの都合上、埋め込みnoteは「おひとり2つまで」と決意しています(すでに「イチ」じゃなくなっちゃったけど、すみません2つはどうしても!笑)。

・たとえスキ数が少ない記事でも、わたし的に「くぅー、これ、好き!」って思いが強かったりすると、すでにスキが100越えているような代表noteよりも、そういうnoteをご紹介したりすることもあります。総じて、主観でお届けしております!

■ 瑞季 マイミさん

3人のお子さんを育てるマイミさん。マイミさんはお子さんの発言をたくさんnoteに書き留められていて、それがとても微笑ましくて、にこにこと見てしまう。こどもの発言てほんとうにクリエイティブ炸裂しているのだけれど、どんどん忘れていってしまうから、書き留められているのすばらしいと思うのです。『こどもの世界はとっぴょうしもない』とか『子どもの夢はとっぴょうしもない』とか、貴重な記録になるだろうなあ。大好き。

冒頭の『誕生日じゃないけど誕生日』はとくにたまらない。これ、何度読んでも大好き。育児中の予定通りになんていかないすったもんだの臨場感もすばらしいし、それをおおきなふろしきでふわっ!とくるんでくれるような、最後の「あんたはえらい!」のくだりがほんとうに爽快。すべてを操縦しながら皆をほめたたえる、マイミさん、えらい! と泣き笑いで読み終える。

お子さんのかわいい記録をたくさん残されている一方で、たまにマイミさんご自身の考え方に触れる凛としたnoteもたくさんあって、その中でわたしが特に好きだなあと思ったのが最近のこちら。30%全力ってどういうことだろう、と思いながら読んでいたけれど、わたしも最後にすとんと納得した。白と黒の間のグレーじゃなくて、白と青の中間の空色にしよう、っていう発想に、こちらまですがすがしい気持ちにさせていただいた。


■ 7coさん

”しかし、これが私の家族である。粗だらけであるが、まあだいたい、大切と言える人々なのだ。私はこのふたりに、「うまい」と言わせることを、実家においては最優先としている。”

この”まあだいたい、大切と言える人々なのだ”という言い回しが、とてもいいなあと思いました。ことばの向こう側に、どっかりと横たわったような、安定の関係性が見えるようで。

いろんなところで「おいしいnoteが書けるようになりたいなぁ」って何度もおっしゃっている7coさん。でもすでにけっこう、おいしいnoteを書かれてきているんじゃないかな、と思っている。最近の『白菜とお客様』とか、これまでとはまた違った雰囲気で書かれているのかな、というのがわかって、いいな、好きだな、って思いました。文章の雰囲気がまあるくて。

こちらは、正直な自分と向き合うように書かれている、7coさんの徒然シリーズからの抜粋。気持ちが落ち込むことや体調がすぐれないことなどもそのまま書かれているのだけれど、そんな中でもこうしてnoteに向き合って、日々のご自身と向き合っておられるのだなあと思う。

ちょっとうとうとして起きたらもう昼近かった。明るいと思ったら、お日様がでているじゃないか。やった。こめかみがたまにずきんと痛むが気持ちはさっきよりいい。おひさまありがとう。おてんとうさまありがてえ。

ここ、情景が思い浮かぶような素直な筆運びがいとしいです。”おてんとうさまありがてえ”って、ほんとそう。ほんと、そうですよね……。


■ illy / 入谷 聡さん

インテリジェンスな分析noteのイメージが強いillyさん。だけど個人的には、わりと初期のころに時折書かれていた、『8歳、クレヨン絵がじょうず』とか、『8歳、布を買う』とか、娘さんのようすを父目線で手短に書き留めているのがたいへんツボです。育児的なことを書くのにも分析的な視点から書かれていて、ああやっぱり入谷さんだ、と思ったり。中でも印象的だったのがこの『8歳、えびを飼う』。

illyさんのnoteではあまり登場しない奥さまのようすがとてもいきいきと伝わってきて、なんというか入谷家の雰囲気の一部を垣間見たような楽しさが味わえる。ところでエビの水槽にはその後アカヒレが仲間入りしたそう。『えびの埋葬』によるとミナミヌマエビの寿命はだいたい1〜2年とのこと。いま、水槽はどうなっているのだろうか……。

これ、字数でいえば300字にも満たない文章なのですが。わたし含め「ひとの日記好き」な方にはたまらない書きぶりなんです。まず全体に漂うたんたんとした空気感が落ち着くし、それ自体が『おだやかな有給の午後』の象徴のようで。

でもそんな空気のなか、ちょっと喉の調子が悪くて、明日からのためにいまは休んでおこう、と思って目を閉じる。短い文章のなかに、そういったとてもリアルな光景がつまっていて、なんならそっと目を閉じたその表情が想像できてしまうくらいの温度感。こういうしずかな描写に惹かれます。通り過ぎてゆくなんでもない日の、生活のてざわりが感じられるnote。


■ しいさん

noteでもたびたび話題になる「好きについて書く」ということについて、斜めの方向から切り込んでくるそのさまがわたしのツボにはまって好きなnote。夕方のリビングで、カマキリへの愛についていたく真剣に向き合っているしいさんを想像して、その時間自体がたまらなく好きだなあと。とりあえず、この公言を読んだことでわたしは、次回カマキリに遭遇したらたぶんしいさんを思い出しちゃうと思う。きっと興味はないだろうけれど(笑)。

しいさんの書く文章には独特の色があって、それはたぶんわかりやすくいうとnote酒場などの色とはすこしちがって、だからわたしは自分には出せないその空気感が格好いいな、と感じる。双子の親でもあるしいさんの描く育児の話は、どの他のnoterさんともまたちがった視点で、自分にとっては新鮮で、世の中の見方を広げてくれるようで。『どーなつを食べたら』とかも書き出しは”子どもがかわいい、となかなか思えない。”とはじまるのだけれど、全部読んで残るのは、ああ格好いいな、という印象で。クールだ。

そう思っていた中で上の『スカートが飛び跳ねる』を読んで、その背景が少しだけ垣間見えたような気がして、わたしはなんだかとても納得した。あと

”女とか男とかもう、わたしの周りで好きに遊んで飛び跳ねてればいいだろう。”

っていうことば選びもやっぱり、相当クールで痺れた。それからこのnoteを読んだあとに、双子ちゃんとの会話を描いた『おとこをみつけた』を読むとまた深みがまして、格好良さも増すんだな、これが。


■ ハネサエ.さん

ハネサエ.さんのnoteはもうとにかくわたしの好みのど真ん中をついてくるので、正直なところ全部が好きすぎてあまり選びようがない。とりあえず2019年のサエさんのnoteを読みながら、がんばった、がんばった、ほんとうにサエさんあなたはがんばっている、という気持ちを新たにしたことだけは伝えておきたい。

それだけがんばっている中でも、『トンネルがせまるよ』みたいに、これだけあふれる愛を書き残せるサエさんはすごいと思う。読んでいるだけで幸せにしてくれる記録。いま現在、サエさんがイヤイヤ期に心折れそうになっているかはわからないけれど、きっとお子さんの看病や迫り来る年末には心折れているかもしれないので、そういう理由で上のリンクを貼っておいた。

もうひとつは、個人的に2019年で一番インパクトが強くて、印象に残っていたこれにする。息子さんの「ぎゅって入れたから」のくだりがツボすぎて、わたし、歯医者にいくたびに思い出してしまっている。ひとってたくましいな。そんなポジティブな気持ちに包まれて、強く生きていこうって思うnote。たぶんこれからも歯医者にいくたび、思い返す。


■ 進撃の弁当屋(ファミコンキャンパー)さん

進撃の弁当屋さんは第1回note酒場もふくめて何度かお会いしたことがあるんだけど、わたしの中で勝手に「昔から知る同級生」みたいなポジションにいる(ご本人にも伝えたことある)。なんというか、ものすごい自然体なリアルなお父ちゃんというか、いろいろ悩んだりしながらも自分で考えてがんばっている感が憎めないというか、応援したくなる感じ。

昔からnoteの発信が「笑い」に寄っていて、よく「自分は知的な文章とか書けないし」とおっしゃっているんだけど、その独自路線でがんばっている感がまた憎めない。上で紹介した『4歳の娘とふたりキャンプ』は、2018年に注力されていた笑い系noteの雰囲気と、2019年にがんばっておられたYoutube活動が融合したバージョン!と感じてなんだかうれしくなった。

まったく映えないディズニーランドの歩き方』とか、ネタ系で笑わしにかかる投稿が多い弁当屋さんだけど、時折内面と向き合うような投稿もあって、繊細な一面を垣間見たりする。上のnoteもそのひとつ。正直なひとだなあ。『ママはお泊り、わたしと娘だけの長〜い1日』の前後編とかも、さくさく読めて楽しくて、最後に思う。正直なひとだなあ、って(笑)。そのとりつくろうとしないそのまんまの感じが、やっぱり憎めない。

さて、第1弾はここまで。

どうでしょうか。きっとみなさん、予想以上に重たいわたしの偏愛にどうやら気づいてしまったことかと存じます(笑)。

ささやかな感謝祭はまだまだつづきますが、時間をつくってちょこちょこ書き溜めておりますので、どうか気長にお待ちください〜。

それまで、ぜひご紹介したみなさんのnoteに遊びにいってみてくださいね。

ここでご紹介させていただいた方も、ここまで読んでくださった方も、どうもありがとうございます。

今日も、よい日をおすごしください。

(つづく)

自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。