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第61回宣伝会議賞(実践編)【赤ちゃん本舗篇】

 バタついて、SKATの刊行が公募開始時期と同時だった昨年に対し、オンライン版のフットワークの早さを生かし、今年は早くもSKAT23が刊行され、一次通過の作品が公表された(どうも二次三次と重複していて、後に修正される気配のようであるが)。
 お陰で自分の通過作品が何であったか知れ、同時に他の人がどんなものを書いていたか分かり、そこは大変ありがたいのだからですが、相変わらず自分の通過作品は「これ?」というものであり、他の人の通過作品を見ていても、「それが通るのなら、僕のあれも通して欲しかったな・・」という、審査の基準がよくわからず思わず首をひねってしまうものも多数散見されました(コンクールに挑む人間としては一番みっともないことではあるのだが)。

 で、せっかくなので鉄は熱いうちに打て、で、SKAT23の衝撃の残るうちに、一次通過を通らなかった作品を晒してみて、僕や他の人の一次通過作品と比べてみて、何が違うのか? 本当に落選は妥当なのかどうかを皆さんにも見ていただきたく、緊急で「落選ネタ祭り」を開催します(ようはただの見せたがりなのであるが・・)
 
 
 
 そういうわけで、第三回は【赤ちゃん本舗】さん。
 課題は、
「アカチャンホンポならではの取り組みや魅力を伝えるアイデア」
 というもので。
 それに、僕がどういう心構えで取り組んだ、とかの経緯はこちらのブログを読んでいただくとして・・。
 
 
 まずこの課題が、いままでの二回分と違うのは、「一次通過を通った作品がある」ということ。
 その作品についてまずお見せすると、
 
 


 という作品。
 もちろん思い入れがあって書いているのですから、悪いとは思わないのですが、正直特にこう目玉があるわけではなく、「え? これ?」と。
 これが通るのなら、他に良いなぁと自分で思えるものいっぱいあったのになぁ‥というのが僕の正直な思い😅
 これが一次通過作品であることを踏まえたうえで、今から箸にも棒にもかからなかった作品を紹介していきますから、今後の皆さんのコピー人生の肥やしにでもしていただけると幸いです(笑)
 
 


 一番はじめに考えたのがこれですね。たぶん、おなじようなことを考えた人はたくさんいるのではないでしょうか?
 要はまぁ、第一子の場合、お父さんにとってもお母さんにとっても初めての出来事なわけでね、赤ちゃん本舗というのは、お母さん本舗でもあり、おとうさん本舗でもある、という意味です。
 
 ・・この上の文章、実はSKATを確認する前に書いているのですが、読んでいたら「カアチャンホンポであり、トウチャンホンポでもある」という作品を見かけて、おっおっ、っと思いました。
 やはり発想は同じですね。でも、そうか「おかあさん」を「カアチャン」にすることで、「アカチャン」のもじりにもなるので、より関連性が深まりますね。
 これは・・これを一作目に思いついてしまったがゆえに、これ以上深く追求しようとせず、そこが一次に通れなかった点な気がします。実に悔やまれる・・😭
 
 

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