32歳で難病になりました。part1~病気の始まり

病気の始まり

私に異変が起きたのは32歳だった。
高齢住宅(サービス付き高齢者住宅)で
調理師として6年働いている。
そんな忙しい毎日の中で、急に私の身体に異変が起きた。
2020年8月17日 娘が夏休みというのもあって、
一緒にバトミントンをした。
その日からを境にどんどん私の身体が崩れていった。

調理の仕事は朝5時半から14時半のシフトで、
日によって9時半まで一人の日と、
11時まで一人の日がある。
ほぼ朝食は一人でまわしていた。
仕事をしていく上で、2020年に入ってから
身体がきつくなっていた。
もともと体調がいいほうではなかったので、
またいつものだるさだな~と軽い気持ちでいた。

そのバトミントンをしてからなのか、
無理をしたからなのか何もわからないが、
全身の筋肉痛に襲われ久しぶりに運動したから、と
思っていた。

8月18日
次の日から筋肉痛が始まり、足首と右手親指の付け根が痛くこわばる。

8月19日
筋肉痛の痛いところが変わる
全身的にまわる。
足首が痛い。
身体がとっても疲れやすく、浮腫みが酷くなる。
全身の痺れは二年前からあったのだが腱鞘炎もちなので
何も思っていなかった。筋肉痛はなくならず、
悪化していき、なぜだか浮腫みがひどくなって
足の裏が痛くなったり足の腱鞘炎みたいにしびれを感じたり
して、長時間立つのが苦痛だった。この足の痺れの症状は
2020年に入ってから起きていた。

2020年8月22日
突然、冷凍庫の奥から物を取るのに
床に膝をつこうとした時だった。

「痛っ」

激痛が走り。
「あれ?え?」膝が曲がらない。

何度やっても膝が。
しゃがめない。
屈伸が出来ない。泣きそうなくらいの痛み。
我慢できない痛み。

酷い激痛が起きた。激痛しかなかった。

膝を人生で痛めたこともなかったので、
「なんか無理したかな?」

毎日立ち仕事も長時間だし。
そろそろ身体が限界なんかもと危機を感じていたが、
そのうち治まると思っていた。
そのまま数日たつと

8月26日 急に両足首がみるみるうちに腫れてきた。

「あれ?なんで?」

二年前に階段から後ろを向きながら転落した時に
重度の捻挫で左足首をやっていたので、
運動に仕事に無理したから知らないうちに
捻挫をやってしまったかなとか思い。
だが日が増すごとに状況が変わっていった。

どんどん両足首は腫れ。
痛み、浮腫み、内出血。歩くのも苦痛になった。
「あれ?これは捻挫じゃないな。なんだろう?」
やっと異変に気付いた。足を引きずって歩いた。
あまりに酷い腫れに母に相談し、明日病院に行ったほうがいいよと。
次の日職場に行き、早退し捻挫の腫れに似ていたので、
とりあえず、整形外科を受診した。

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