若松英輔「詩集 燃える水滴」

とてもよくわかる
共感しながら
けれどもその力強いメッセージは
果たしていったいどれだけの人に届くのだろうと思った

これは重い問いかけで
しかし一つの問題提起で
言葉を灯して歩む生き方の提示であり

真っすぐで心を射貫き
光を注ぐような 透明な言葉たち

言葉に迷う人たちへ
その光を信じられない時こそ
読んでほしい

言葉を内側から紡ぐ者たちへ
その言葉の重みに耐えきれなくなりそうになったら
この本を読んでほしい

あなたが探し求める断片が
そこにあるだろう

あなたが信じ切れない葛藤を
たゆまぬ姿勢で書き続けるその後ろ姿が
見えるだろう

言葉を光にかえて戦うすべての人に
この本を 捧げたい

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