日記詩集1-43 おまけトーク(人間関係という変化を楽しむ)



「時々」

時々 生きていて悲しくなる
誰かのために生きているということが
たまらなく悲しくなることがある

虚しくなることがある

誰かのためで手一杯
自分のことは後回し

いつの間にかぼろぼろに疲れている
一生大事にできないのかもしれない

――それでも
少しずつ拾い集めるために
歩み出す

こんな自分でも 大事にできるなら
この世界に 大切にできるものがあるなら

希望と呼べるかもしれないのだから

蝋燭の火のような
鉢植えの花のような
儚い雪の結晶のような

日々揺れる心は 今にも折れてしまいそうで
砕けてしまいそうなものかもしれなくて

それでも
この心を信じて
――私は生きている

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