8頁 「感謝の気持ちを忘れずに。」




優しくなりたいと思ったりした
そうではない自分が 嫌で
でも 離れられなくて

優しいと言われる自分より
優しいと言ってくれる人の方が 優しいと思った

離れなくていいんだ
このままの自分が 自分なんだって
それが 優しさなんだって

何も言えない自分
誰かのためとかそういうわけじゃなくて
自分のためだったのかも分からないけれど

勇気を出して言えることも
もしかしたら 優しさとも言うのかもしれない

ようやくなれた自分は
自分のことも 優しくできたのかもしれない

優しくないことが沢山ある中で
まっすぐと光を見つめて歩いてこられたのは

強かったのではなくて
優しさが 傍にあったからなのだと 思う



嬉しいと優しいは同じ場所で笑いあう
だって「優しいね」って言ってくれることことがこんなに嬉しい

本当は私の中で別々の場所にいる(ちょっと遠いみたい)

優しくあれる自分は好きな自分
でもきっと皆んなが思うほど私は優しくないんだ
それは優しくなりたい気持ちなんだと思う

私は本当に泣き虫の弱い女の子(悲しみを溜め込む性格だし)
悲しいときはとことん悲しくなる(理不尽なことが多かったから)
とにかく落ち込むし悩むし(面倒くさい性格だよなぁ)

悲しみは心に閉じ込めておけるからも泣かなくなった
悩みはつきない(古い悩みは擦り切れて気付いたらなくなっていく)
自分の気持ちを相手に伝えることは前から苦手
本当の気持ちなんて誰にも言えない(時々本当の自分が分からなくなる)

初めて友達になった女の子がたくさんのことを教えてくれた
一緒に戦ってくれた(光の方へ導いてくれた)
強く生きて行くことを教えてくれた(きっと生き方を教えてくれたんだ)

悲しみは心の中で止めることができること
辛い時は誰かに伝えることで解決に向かうこと
自分の発言で誰かの心を傷つけてしまうこと

だから自分がされて嫌なことはなるべくしたくないし
相手のことを考えてからものを言うようにしようと思った
(全てがそうはならないこともあったけどね)

自分に正直になってもいいんだよ。
こんなに強くなれるんだよ、人って!
だからあの女の子に感謝の気持ちももってやろうかな?

あの時の私の救難信号がその女の子には聞こえていたのかもしれない
何処へ行けばいいのか分からない遭難する舟みたいな私にとって
とても眩しくて暖かくて光そのものでそれは「優しさ」だったのだ

今みんながそう思ってくれているのなら
本当の私もちゃんと光の方へ近づいている
自分が好きな自分が笑っている未来へ

だから生きていることが嬉しい
私の生きていく道は 優しさでできている道を歩もう
本当は別々の場所で 私の中でちゃんと出会っている


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