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劇場版レヴュースタァライトと出会う

レヴュースタァライトという作品、正直なところTVシリーズは個人的に2018年シーズン2位くらいの位置付けで「それなりに楽しめたなぁ」程度の作品でした。その後のロロロも「ああ総集編ね」と完全にスルーしていましたが、新作劇場版について、TwitterTLでフォロワーさん達が騒ぐようになり、「へーまだやってるんか、久しぶりに観てみるか」と軽い気持ちで劇場に向かいました。

で、その結果……数多の先輩方が経験されたように作品に殴られ脳が震える中帰りの電車に乗り込むことになったのです。まず1回の鑑賞だけでは終わらない事は直ぐにわかりました。なにせ監督が「最後のセリフ」とわざわざテロップでお知らせしていてくれたにもかかわらず、観終わった後に「あれ?なんだっけ」となるくらい感情と情報に振り回されていたからです。「これはちゃんと観直して作品のメッセージを受け止めなきゃいけない作品だ」…ということで、その後何度も劇場に通うことになりnoteまで開設するに至りました。

ミリしら初見で本質にたどり着いた先輩方、一体どんな受容体持っていらっしゃるのか…

どんな作品だったか

この作品について、エヴァっぽい、まどマギっぽい、ウテナっぽいと各自の視聴経験に基づいたジャンル分けがなされがちですが、それは作品の魅力を語るにあたり、あまりに狭い見方だと思います。既に他の方(下記Twitterリンク参照)もおしゃっていますが「レヴュースタァライト」という新たな概念が確立した瞬間にいるのではないかと思うのです。

先に書いた様に視聴者の経験に基づいて様々な側面を見せてくれるのは、まるで鉱物の異方性の様であり本作品の魅力でしょう。これは過去の名作の中で、切り取る時間軸やレイヤーにより悪役だったりヒーローだったり色んな姿を見せてくれるキャラクターが非常に魅力的なのに通じます。

劇場版で主人公「愛城華恋」が徹底的に掘り下げられた事により、TVシリーズで何となく感じた「美しく収まりすぎた感」が劇場版と相互補完・相乗効果となって先の「レヴュースタァライト」ジャンルを確立する事に成功した、と考えます。

次の舞台は?

「今後継続して収益を得るためには、やはりゲームだろ!」となるのは株式会社に勤める者としてよく分かりますが、私はそちらに全く興味のない人間なので果たして次の舞台がどうなってしまうのか、「レヴュースタァライト」ジャンルが今後どう語られて行くのか気になるところです。映画のエンドロールの様に九九組各メンバーがそれぞれ別の舞台で星を掴む方が望ましいのかもしれません。悩ましいですね。

書いている途中でオケコンやるという情報が出ました。

率直に、嬉しい!のですが、九九組が出るとは限りません。大人の事情で収益確保のため急なスケジュールが組まれた可能性もあります(笑)。大人しく落ち着いて続報を待ちたいと思います。

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