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レヴュー曲「世界を灰にするまで」 純那は歌で華恋に負けていた?

世界を灰にするまで

オーディション1日目、情熱のレヴュー、TVシリーズ1話を観ている視聴者が初めて聴くレヴュー曲です。冷静沈着な文学少女が歌い上げる情熱的な旋律、飛び入り華恋のスピード感溢れる旋律が特徴です。
ところでこの曲、楽譜無しなんとなく歌ってみると華恋のパートで、あれ?ちょっと難しくないコレ?ってなります。

純那のパートは小節頭から半拍遅れでゆったり歌うのに対し、華恋のパートの歌い出しやフレージングが小節半拍前や1拍前からのアウフタクトとなっているのですね。

純那パート
華恋パート

純那らしい慎重さが感じられる旋律の後で、いきなり飛び込むように歌い始めて、終始前へ前へと転がるように突き進む華恋の歌。「邪魔しないで!」という純那の台詞なんかお構いなしに粉砕し、「だめよ、華恋!」というひかりの警告も届いていないようです。
赤い光弾が純那めがけて突き進む様子は、華恋の歌によっても表現されていたのです。華恋のレヴュースタイルを象徴するようでもあります。

学園に馴染み、なんだかやる気なさそうにすら見えた華恋が、ひかりとのスタァライトに向けて再び情熱の炎を灯す瞬間が体験できる素晴らしい曲でした。

以上

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