2011年伊独仏の旅行記② ドイツ

2011年2月6日 ロマンチック街道

ノイシュバインシュタイン城。
見た目はディズニーランド東京にあるお城のモデルになったという日本人ならなんかみたことあるような見た目のお城だ。
持ち主のおじさんが増築を繰り返し、日本人には特に人気の観光地なのだそうだ。近くにホーエンシュバンガウ城というお城もあるのだが知名度はかなり低いのでお城マニアの方はぜひそっちにも足を伸ばしてあげてほしい。
ノイシュバン(略)は小高い山の上にあり、徒歩や馬車などで行くことができる。馬車が通るので道に馬糞がたくさん落ちている。お城は美しいが辿り着くまでの道はあまりきれいではないので地面を見ながら登ることをお勧めする。
お城の内部は一部のみ観光可能で、周囲を一望できる眺めがとても美しかった。
人は気がふれても美しいものを作れるのだから不思議だ。

夜はローテンブルクを観光した。
訪れたときはすでにお店はほとんど閉まっており、一店だけまだ営業していたお菓子屋さんでシュネーバルを食べた。「雪の玉」という意味の、平打ちのパスタを丸めて揚げ、粉砂糖やシナモンをかけたような見た目の素朴な味のお菓子だ。

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費用:
昼 アプフェルクーヘンとココア €6.oo 
お土産のピンバッジ €4.oo 
夜 ロールキャベツとスープとデザートのセット、ビール €12.90

2011年2月7日 ハイデルベルク、ストラスブール

ハイデルベルクは大学と古城があり古式ゆかしい街並みが残っている。
そしてぜひ浦沢直樹の傑作「MONSTER」を読んでから訪れてみてほしい場所がある。ハイデルベルク城だ。崩れかけた古城がなんともわびさびを感じさせて美しい場所だ。それに加えて、MONSTERの登場人物がこの場所に訪れているシーンを見比べるとあまりにも「その場所」そのままで、世界観に浸れること間違いなしの場所だ。

バスツアーのデメリット2つ目として移動時間はバカほど長いのに観光時間がバカほど短い時がある。このときは昼食含む自由時間が1時間30分ほどしかなかった。
我々は「金の羊」の看板が下がっているレストランに入った。先客は2名しかいない。しかしこの店が鬼門であった。

注文してから料理がでてくるまで30分近くかかったのである。

・フライシュケーゼ(分厚いハムみたいなもの)の上に目玉焼きが乗っているもの
・白ブルストを刻んだ何か
・サラダ

これらを文字通り飲みこむように完食し、お土産を買うべく転がるように目抜き通りへ出た。有名なクリスマスマーケットグッズのお店に入り、友人はそこで気で出来た小さなクリスマスツリーモチーフの小物を買っていた。私と言えば2月にクリスマスグッズって…と気持ちが冷めてしまい何も買わずじまい出会った。

町を流れるライン川にかかる橋、アルテブリュッケの入り口に猿の銅像のモニュメントがある。これがなぜだか観光名所らしいのだが、見た感想としては日光の眠り猫を見たときと同じくらいの肩透かしを食らった。猿というより子マントヒヒという感じで愛らしい見た目をしていた。しかし本当にただの銅像があるだけなので、時間がない中で走ってまで訪れた感想としては「ふ~ん」でおしまいである。
そのとき川を通っていた甲板に山盛りのごみを載せた大きな船のほうが日本ではなかなかお目にかからない光景だったので印象的だった。

午後、バスはストラスブールへと向かった。
ストラスブール、別名プチフランス。フランスとドイツそれぞれの領土になった歴史のある町だ。
ここにあるカテドラルがあまりにも大きすぎて、塔の上のほうは空に少しかすんで見えるくらいだった。そんな景色はゲームの世界でしか見たことがない。地震が無い場所って大きな古い建物がずっと残り続けるのだから羨ましい。
このカテドラル、入り口に立って塔を見上げるとあまりにも高すぎて写真にも収めきれない。スカイツリーのふもとで真上を見上げる感覚と全く同じだ。それゆえ、地面に倒れこむがごとく体を低くして何とかカメラに映そうとする不思議な恰好の観光客が大量発生しておりそれはそれで味わい深い光景であった。
ハウルの動く城の冒頭の街並みのような、かわいらしい家並みと小川がなんとも可愛らしい町だった。小川の手すりに腰かけて熱烈なキスをするカップルが映らないように苦戦しながら記念写真を撮り、ストラスブールを後にした。

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費用:
昼 フライシュケーゼ目玉焼きのせとサラダ、白ヴルスト、ジャガイモ炒め €19.05
おやつ 水とポテチ €2.65
夜 ヒッポバーガー、ジュース、クレームブリュレ €24.00

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