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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その88)

2023/10/24

むーん、テントを張る場所を間違えたようだ
入り口のフェンスで閉ざされていて車両が入れないようになっているが、オートバイならば通れる道を通ってたどり着いた場所で余り人の出入りはないだろうとたかを括っていたらこれがとんでもなく、明るくなる前から作業員が何度も繰り返し大型車両でテントの横を通過する
見てみると、入り口のゲートも開けられているし、朝までに3回ほど関係者からの訪問を受けた
早めに荷物をパッキングし、9時に出発
この公園にあるローマ風闘技場チックなステージで一休み
今日どうするか予定を立てる
まずは空港の駐車場の確認
また、この前の二の舞は避けたい
余った時間でスレイマニヤの観光
アリーの床屋を訪問
以上

町外れの空港に到着
幹線道路から500メートルほど入ったところにチェックポストがあり、そこで止まって駐車場があるかどうか聞いてみるとちょうど通りかかった。空港職員の親切に案内をしてくれることになる
彼の車について5キロほど進むとロータリーがあり、そこにセキュリティーオフィスがあってそこで明日のフライトでバグダッドに飛ぶのにオートバイを止めておける場所はあるか確認する
結果は、残念ながら空港内に自家用車を停める駐車場は無いとの事
と言うかこれって空港入口の最初のチェックポストで聞けば済んだ話なんじゃないの?
よく海外では、自分の働いてる職場の情報共有がされてないことが多く、そこで働く職員やスタッフの知っている事は、自分に任された仕事の範囲内の事しか知らない場合がよくある
他の部署の仕事とか元から興味がないのかあえて知らなくても良い、知らない方が良いと言う考え方なのかその辺は文化が違う

とりあえず空港に止められないことはわかった。どこか駐車場を探さないといけない
市内から空港まではタクシーで移動になるが空港までは、アルビルと比べ 安く6000ディナールほどが相場だと言う事はあらかじめ聞いていた
問題ない
空港去って市内中心に向かう
最初に向かったのはSara Park でスレイマニヤのバザールの中心にあるランドマーク的な公園
しかし、残念ながら今日は空いてないようで、ゲートが閉まっている
仕方なく外から写真を撮ってそこから200メートルほど離れたクルディスタン民族文化博物館へ
博物館に入ろうとすると、入場料が5000ディナール=470円 と聞いて断念する
ここも外からの撮影だけ
写真を撮っていると地元のおじさんがしきりに勧めるレストランがあって、見てみると美味しそう
なのでそこで昼食を取ることにする
ローストチキン定食5000ディナール
すいません
私は文化的な人間ではないので、博物館の入館料には5000は払えないが、食事には払える卑しい人間なんです🤤
そして実食
ふんふん、なかなか美味しいじゃないですか
クルドの料理はそれほど凝った味付けをしないシンプルな料理が多いので、日本人的には少し物足りなさがあるがこの店はずいぶん頑張っている
満腹になりとりあえずやることもなくなったので、アリーの店へ向かう

アリーの店に到着
また過剰な位に歓迎してくれる
アリーは他の客の上を散髪していたので昨日自分の髪を切ってくれた若者とスマホを使ってコミニケーション
客の散髪を終えて後からアリーも混ざり賑やかになる
彼に今日空港まで行って確認してきたが、駐車場はなかったことを伝える
なので、オートバイと荷物を店に預かってもらえるようお願いしておく
相変わらずアリーのテンションは高い
そんな彼に店のスミに有る散髪後に頭を洗うシンクがあって、それを使わせてもらえないかを聞いた
昨日は散髪だけだったので、朝起きたときにマットの上には髪の毛がたくさん落ちていて、頭を洗いたかった
するとアリーは車で店から15分位のスレイマニヤの南側にある自宅に自分を連れて行ってくれて、そこでシャワーを浴びさせてくれて食事もご馳走してくれた
奥さんと挨拶をし、子供たちと少し話をする
彼の子供は小学生位の息子2人にまだ幼い娘が1人いるらしい
娘さんはまだ幼いので、別の部屋で休まれているのか姿を見る事はなかった

店に戻ると髪を切ってくれた若者が別の若者と店の前でタバコを吸いながらおしゃべりをしていた
アリーが言うには今ここに居る3人全員名前がアリーで親戚関係だと言う
本当イスラム教の人たちはもうちょっと名前にバリエーションを作ったほうがいい
覚えづらくてしょうがない
彼らは少しずつ言い方を変えて区別してるようだが外国人には面倒でしょうがない
ちなみに、新しいアリーはタクシーの運転手をしていて、明日自分を空港に連れて行ってくれるようだ

もう夕方
今日、やるべきことをやったので昨日キャンプした公園にまた行くことにして店を出発しようとすると、後輪の空気が甘いことに気がついた
タイヤの側面にもクラックがたくさんできている
まさかここから空気が漏れている事は無いとは思うがこのタイヤもそろそろ限界
とりあえず、電動ポンプで空気を充填し、昨日の公園へ

公園に到着すると、入り口のゲートで係員が大きくバッテンマーク
あちゃー
昨晩泊まった場所が悪く、公園の関係者広く知れ渡ってしまい問題と思われてしまったようだ
仕方なく近くでキャンプできる場所を探しに行く
しばらく探していると、とても良い場所を発見
工事用の林道で、入り口に土砂が山になっていて車両が通れなくしてあるが、バイクはその脇をすり抜けることが出来て、周りは木が生えている
ここなら人に知られることなくキャンプができそう

テントを設営していて気付いたが、ブーツが見当たらない
後の荷物に適当に靴ひもで縛っておいたのだが途中で落としてしまったのか?
林道を戻って探してみるが見当たらない
ここに来るまでの間、店から公園、この場所に来るまでのどこかに落としてきたようだ
もう日も落ちて暗くなってしまっていて探しに行くのは諦める

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