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ヨゴシと仕上げ!

はい。前回は基本塗装が完了しましたね。お~キレイキレイ。

前回の基本塗装完了と同じ

で、ヨゴシ塗装をして仕上げていきます。
ここからの工程はどこで止めてもいいのです。自分が「お、カッコイイ!」と感じたところで「完成!!」にしちゃっていいんですよ。

では、まずはフィルタリングをします。
GSIクレオスの「ウェザリングカラー フィルタリキッド フェイスグリーン」を薄~く塗布します。

フィルタリング開始

本当に薄~くていいです。ところどころ緑が残ってるかな~ぐらいで。
やりすぎたかな?と思ったら拭き取ったり、ウェザリングカラー専用薄め液を含ませた筆で撫でたりと調整します。

あ、ここからの工程は画像の様に本体は組んだ状態で進めます。
部品をばらして作業していると、部品ごとに色味が変わって組み立てるとチグハグな感じになっちゃうことが多いのです。

一回目のフィルタリング終了

ウェザリングカラーは完全に乾燥すると、ウェザリングカラーでは溶けなくなります。(使ったことないけどファレフォとかと同じ?)
ただし、完全乾燥には結構時間がかかります。
特にこの作業をしていた冬場は寒さと湿度の低さからか、本当になかなか乾きませんでした…作業性がイマイチ。
気温が上がってくると2~3時間ぐらいで次の作業が出来るんだけどね~
ここは早くとも一晩はおいたり、暖房している部屋に置いておくなどして対策しましょう。


次にステインブラウン

フィルタリングしたウェザリングカラーが(出来るだけ)乾燥したら、同じく「ウェザリングカラー ステインブラウン」でスミ入れや角に色を流していきます。
ウェザリングカラーは沈殿が激しいのでよ~くかき混ぜて使いましょ。

溜まりすぎたら薄め液を含ませた筆で、周辺になじませるように広げていきます。
とりあえず上の画像ぐらいまでやってみました。うん、まだ足りないな…

更にステインブラウン
腕、脚にもステインブラウン

更にステインブラウンを全体的に入れていきました。
うん、イイ感じになってきた!

グランドブラウン、ラストオレンジを入れるよ。

続いて、さらに暗めの「ウェザリングカラー グランドブラウン」を強調したいところに追加。「ウェザリングカラー ラストオレンジ」は目に付く色なので目立たせたいところに使っていきます。
画像を見ていると前段階に入れたヨゴレが次の段階でなくなってたりしてますね。
ウェザリングカラーの完全乾燥前に次の作業をしているので、落ちちゃったりしてるんですねぇ。
ま、それはそれでやりながらバランス取れていいのかな?

メカ部分はラストオレンジで。

腕の内側や底面のメカ部分は、ラストオレンジの底に沈殿している濃いものをすくい取って、凹部分に流し込みます。これだけで金属感が結構出ます。


マルチブラックでちょいと

最後に「ウェザリングカラー マルチブラック」を本当に少しだけ強調したいところに流し込みます。
ボロ筆の先に少しだけつけて、ドライブラシの感覚で全体をなでつけたりもしてます。
上の画像はなんか強調されすぎちゃってますけど、本当に分からないぐらいでいいので。っていうかマルチブラックはやらなくて良かったな…

ここまでの作業は出来れば一日とかで済ますのではなく、乾燥させながら日にちをあけて作業する方がいいです。
作業した日は「イイ感じ!」と思ったのが、次の日になると「まだ足りないや」とか「やり過ぎてる!」と気づくことはホント良くあります。
一旦冷静になって他人の目で見る。って大切です。うん。
ウェザリングカラーなら翌日でも薄め液で落とせる可能性高いしね。

いろいろ観察してイイ感じになったら、ウェザリングカラーでの作業は終了。
はい。ここで完成でもいいですよ。

今回は次の作業に進めるため良く乾かしてから全体に「Mr.カラー クリアーC46」と「Mr.カラー フラットベース(なめらかスムース)C189」を混ぜたもの(フラットクリアーと呼んでます)を焼鉄色のメカ部分を避けて、全体的に吹き付けここまでの作業をコートし保護します。
混ぜて作ったフラットクリアーはあまりつや消し成分が強すぎないようにします。
Mr.カラーのフラットベース(なめらかスムース)は乾燥後のザラツキ感が抑えられているので、おススメのつや消しです。

チッピング

最後にアクリル系塗料のジャーマングレーをスポンジにつけて、いらない紙などに少しポンポンと押して余分な塗料を調整。
その後にカンテラロボにポンポン押して、細かい塗装の剥がれを再現します。チッピングです。
大きく剥がれを出したいところは面相筆でチョイチョイと。
この手の作業はついついやり過ぎちゃいがちです…
今回の様にフラットクリアーでコートした後にアクリル系塗料でチッピングすれば、やりすぎた所は洗剤のマジックリンをふくませた綿棒などでキレイに拭き取ることが出来ます。
もう良く知られたテクニックですが、アクリル系塗料を拭き取るにはこの方法が一番です。

クレオスのウェザリングカラーはいろいろ使い道が多い塗料なので、用意しておいていいですよ。
臭いも少ないし。

比較

今回の作業での比較です。
あ~、こんなに変わっちゃうんですね~。うん、イイんじゃないの!!

では次回、組み立てと完成に持っていきます!

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