闇に堕ちたリーダー・その後🇰🇭【スーパースターを目指すカンボジアの若者たち】第37話
🇰🇭コンのその後
ケンの芸能事務所で結成されたユニット・ポラリックス
ポラリックスの初代リーダーは、シェムリアップでは花形職業である観光ガイドを辞めてまでスーパースターになる道を選んだ、コンでした。
しかし、自分よりもダンスが上手いリンの加入により、嫉妬に囚われ、自分の道を見失い
最後は自ら闇に堕ちていった、コン
あれからコンは、
プノンペンで新しいダンスチームを作り、
韓国のコピーダンスをする大会なんかに出場していたと、風の噂で聞くくらいでした。
結局コンは、「自分が一番上手いリーダー」でいたかったのです。
コンはプノンペンでは稼げなかったのか、
今はシェムリアップに戻り、またダンスチームを作り、そしてリーダーとなり
「元・ポラリックス」を謳って、学校などの催し物でダンスを踊り小銭を稼いでいるそうです。
「ポラリックス時代に身につけた、バックステージでの技術を駆使して
自分より目立つアーティストのマイクや音楽をわざと切ったりして、意地悪しながらね」
ミッキーがそう教えてくれました。
きっと、二度とコンに会うことは無いでしょう。
だけど、コン兄さん
どんなハッピーエンドの映画にも、あなたみたいなキャラクターがいる気がします。
コン兄さんも、ポラリックスの物語を創るピースの1つだった。
これがコン兄さんの「その後の物語」です。
コン兄さんは、自分のハッピーエンドを見つけられる日が来るのかな?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?