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セピアティック

寂れたこの街に 手を延ばし
歩んでいこう 二人きり
いついつまでも 二人きり

くすんだ街灯が照らし出す
建物は淀んだ笑顔を浮かべ
ひしめく喧騒は過去となり
まばらな人影は寂寥を際立たせる
理想と現実のせめぎ合いを
長い時が空虚なものへと移し変え
灰色じみた風景画の様な
景色を押し付けて佇む

重ねた掌にだけ 熱を感じ
進んで行くだろう 私と君
ゆるゆるりと 私と君

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