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エンジニアは「会社の名刺」を使うのをやめましょう。

エンジニアという職業における「名刺」の重要性について説明します。
https://www.youtube.com/watch?v=0doqVo2hHSE

今回はですね、エンジニア向けの勉強会とかセミナーとかに参加した時に、こういう名刺を持っておくとですね、エンジニア同士で人脈を広げやすいと言うか、色々な人と繋がっていく上で役に立つ「名刺の有効な活用方法」について説明させていただきたいと思います。

はいまずですね、今画面に映ってると思うんですけども、これが今僕が実際に使っている名刺になります。

この名刺にはですね、僕が今持っている技術と言うか、今までに経験してきた言語、フレームワーク、クラウドとか、各種の色々なサービスについてざっと羅列してあるんですが、こういう名刺があるとどういう良いことがあるかと言うと、勉強会とかエンジニアの交流会とかで名刺交換した際に相手の方に食いついていただける度合いが、こういうものが書いてない名刺と比較すると全然違うという感じになるんですね。

勉強会とか交流会をどういう風に捉えるかというのはまあ人それぞれだと思うんですけども、僕自身は自分を売り込む場だという風に認識しておりまして、せっかくエンジニアの方とかですね、 IT 業界の方達がたくさん集まっているわけですから、その人達と一人でも多く知り合いになって、Facebook とか Twitter とかで繋がれれば、そこから面白い仕事をゲットできる可能性が多少なりとも上がったりしますし、実際にそういう勉強会を通じて SNS 等でつながった方から面白い仕事をご紹介して頂いたということが今まで何度もあるので、相手の方の印象に強く残っておいて損はないというかですね、相手の方がぐっと食いついてくれる、会話のネタになりそうな内容というのを名刺に記述しておくというのは、繋がりを広げていく上ではとても有効な戦略だと思います。

注意事項その1

エンジニアやIT業界の方たちとの交流の場で名刺を有効に活用する上での注意事項としてはですね、まず一つ目は「会社の名刺は使わない」ということをお薦めします。

これはなぜかと言うとですね、現在所属している会社の名前とか役職名が名刺に書いてあることは何も問題はないんですけれども、会社の名刺というのは大抵の場合情報が少なすぎるので、相手の印象に残ったりですね、会話のネタとして活用したりするのが非常に難しいわけですね。つまり一言で言うと相手の人に対して非常に不親切だということです。

僕は名刺交換の場合ですね、相手の方からは会社の名刺をいただく場合がほとんどなんですが、率直に言ってそういう名刺はですね、会話のネタを探すのが非常に大変と言うかですね、例えばまあよくあるんですけども、

「会社さん渋谷区にあるんですね」
「僕も渋谷に住んでるんですよ」
「近いですね〜」

みたいなですね、僕自身正直どうでもいいというかですね、あんまり興味のない不毛な話題から入ってないといけなくなるというかですね、エンジニア同士なので興味があるのは基本的にこの方はどういう技術を持ってらっしゃるのかとか、どういうバックグラウンドを持っているのかとか、今どういう技術に関心を持っているのかというあたりがやっぱり興味がある部分なので、そこら辺が読み取れるような名刺にしてほしいというかですね、僕の名刺が正解というわけじゃないんですけども、会社名と役職と会社の住所しか書いてないような名刺を交流の場で相手に渡すというのは、会話の糸口を探すという作業を相手に丸投げしてるようなものなので非常に不親切というかですね、できるだけ会話のネタにしやすい情報を入れてあげた方がいいわけですね。

そういう意味で、会社の名刺というのは交流の場ではできるだけ使わずに、自分でオリジナルな名刺を作って、そこに有効な会話のネタになりそうな情報を入れてあげるようにしてあげた方が、効率的に人と繋がっていく上では有利になるのかなと思います。

注意事項その2

はい次にですね、「写真は必ず入れるようにしたほうがいい」と僕は思っています。

僕も交流会等では結構色々な方とお話しさせて頂くことにしてるんですけども、後でその方の名刺を見ながらその人の事を思い出せるほど印象に残る人というのはですね、滅多にいないと言うか、そもそも人間というのはそんなに他人に関心がないので、よっぽど強い印象に残らないとすぐに忘れてしまうんですよね。

まあ後で名刺を読み返す方というのがどれだけいるかわからないんですけれども、少なくとも名前と顔を一致させて頂ける可能性というのは、写真を載せておけばそれだけ増えるわけなので、基本的には写真はできるだけ載せておいたほうがいいと思います。

まあ同じことはですね、名刺だけでなく SNS とかにも言えるんですが、匿名でやりたいという場合はもちろん不要なんですけども、ある程度自分を売り込むことも考慮に入れている場合は、アイコンは自分の顔写真にしておいた方が、将来的に面白い仕事の話がやってくる可能性は多少なりともアップするかなと思います。

注意事項その3

あとですね、オリジナルな名刺を作る上での結構重要な注意事項なんですけども「通常サイズ以外の名刺を使ってはいけない」ということですね。

これはなぜかと言うとですね、通常サイズよりも小さい名刺ってのまだいいんですけども、通常サイズよりも大きい名刺というのはですね、簡単に言うと「名刺入れに入らない」ので、相手にとっても非常に迷惑なんですよね。

特にIT業界だとデザイナー寄りの方にこういう名刺が多い印象なんですけども、こういうのはですね、自分が目立てるなら相手の迷惑なんてどうでもいいという考えがそこに現れてしまうことになるので非常に印象が良くないというかですね、目立とうという気持ち自体は悪いことではないんですが、相手に不親切になるというのはエチケット違反だと思うので、皆さんがオリジナル名刺を作る場合はですね、できるだけ通常サイズを使って、その中に乗せる情報で工夫してあげるという方向でやって頂きたいというか、もらった相手を困らせないような名刺を作るようにしてあげていただきたいなと思います。

未経験または経験の浅いエンジニアの方へのお薦め

はい次にですね、まだエンジニアの経験が浅いとか、まだエンジニアでないという方に関してはですね、使ったことのある言語だけでなく、今勉強中の言語とかこういう言語や技術に興味がありますということを、どんどん名刺に書いていった方がいいと思います。

というよりもですね、逆にそういう方たちほど名刺は工夫しなければいけないというか、名刺に「名前と会社名」とかあるいは「名前と学校名」だけしか書いてないようなものはまあ「論外」というかですね、そもそも経験が浅いという時点で誰かから興味を持ってもらえる可能性というのは、スキルのあるエンジニアの方と比較するとかなり低いわけですから、エンジニアの方達と繋がったり印象に残ったりするチャンスを逃してはいけないというか、興味を持ってもらって印象に残るように、できるだけ相手の方が食いついてくれるような情報を名刺に記載するように頑張った方がいいかなと思います。

名刺を交換したその場で友達申請するようにしましょう

最後にですね、これは名刺自体とあまり関係のない話であるんですが、特にまだ経験の浅いエンジニアの方達はですね、相手の方と名刺交換した後にできるだけその場で Facebook とか Twitter とかで友達申請したりフォローしたりするようにすることを心がけた方がいいかなと思います。

これは僕もやってることなんですけども、名刺交換して家に帰ってその人に例えば Facebook で友達申請しようとしてもですね、そもそも相手の名前が検索に出てこないみたいな残念なケースが普通に発生するので、できるだけ名刺交換したその場で相手の方と Facebook 等の SNS で繋がっておくということは心がけておくと、あとで何かと得をするかなと思います。

ちなみにですね、僕が今使っている名刺作成サービスは「アイボス名刺」といいまして、昔懐かしのFlashを使った名刺作成ツールを使ってるサイトなんですけども、ちょっとツール自体にクセはあるんですが、まあ細かいことにこだわらなければですね、結構自分のイメージに近い感じの名刺が作れるので、僕はなかなか重宝しています。

それ以外にもですね、色々な名刺サービスが世の中にあると思うので、ぜひ色々と探してみていただければと思います。

ということで今回はこの程度にしておきたいと思うんですけども、エンジニアの勉強会とか交流会とかのリアルの場においてはですね、名刺というのは非常に有効なコミュニケーションツールになるので、会社の名刺のような情報の薄いものではなく、会話のネタになるような意味のある情報をぎっしり詰め込んだオリジナルの名刺を作ることを是非検討してみてはいかがでしょうか。

KENTA / 雑食系エンジニアTV
https://www.youtube.com/channel/UC_HLK-ksslL-Z_2wiIZDlMg

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