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研究職を諦め地方に出たら人生一転

こんにちは! 理科が好きだったことと、親のプッシュでなんとなく薬剤師になってしまったぽりまーです。学生時代は「卒業して免許取れればいいや」、就職してからは「そこそこお金を稼いで好きなことができたらいいや」というゆるゆる系薬剤師ですが、気付けば噂に聞く”パラレル薬剤師”に近い感じになっていたので、他のメディッコ薬剤師の経歴には敵いませんが、自分なりにこれまでの&これからのキャリアについてまとめてみようと思います!

どこかの誰かの参考になるかもしれないし、まったくならないかもしれない…。どうなのか未知数ですが、書きたいことを書いていきます(笑)

新卒で地方の調剤薬局に就職

最初は研究職に憧れて、製薬企業を目指して就職活動をしていたのですが、途中で「自分には合わないのでは」と思ったこと、そして成績もあまり振るわなかったことから、路線変更して調剤薬局に行くことを決めました。

薬局は、大学の就活イベントで知った地元の中小企業1社しか受けず、内定が決まった後は卒論シーズンになるまで遊びまくってましたね(笑)

選んだ会社は中小薬局ながら地方にも展開していたので、追加手当をGETするため思い切って地方勤務をしてみることに。その会社独自の制度で、最初に地方勤務をすれば、手当の一部を持ったまま2年後に地元に戻って来れるというので、迷わずそれを選択しました。

親には少し驚かれましたが、「遠方で働くなら最初しかないな」と思ったんですよね。地元で働くことを優先して手取り10万円台に甘んじるのもなんか悔しいし(笑)。あと、当時の自分の情報収集力では、ほかに地元で給料を上げる方法を見つけられなかったのです。

こういう制度がなければずっと地元にいた気がするので、家を出る良いきっかけになったなと思います。またどこかで機会があればもう少し語りたいですが、会社指定は2年のところ延長して結局3年間いることにするなど、地方に出たことが今の自分の人生そのものに多大なる影響を与えたので、今や実家を出なかった自分の未来はまったく想像できません。

飽き性だけど、調剤業務には飽きなかった!

新卒から3年間で、調剤薬局で必要とされる業務はひと通り経験したと思います。特に手技的な部分や監査精度は、1人当番中の週末に溜まった施設の調剤と(ほかの人が調剤後の)監査を一気にやる、なんてことが日常だったので、5年近くのブランクを空けて復帰した今もほぼ問題なくできる程度には鍛えられました。

正直、習得できる調剤や服薬指導のレベルは、ある程度忙しい店舗だったらどこの薬局に行っても大差ない感じなので、私の薬剤師スキルは必ずしも地方でなくとも得られたものだと思います。就職先によって変わるのは、無菌室があって輸液・麻薬の調製ができるとか、そんな+αの部分ではないでしょうか。ちなみに就職先でそういった特記すべきことはあまり思い当たりません(笑)。

それでも新卒で入ってよかったなと思うのは、地方の超高齢地域の実情(と、一大イベント“祭り”)を身近で見れたことや、調剤薬局の包括的な部分を含めて学べたことです。あとは、割と自由にいろいろやらせてもらえたので、内規を整えたり、店舗内の掲示物や書籍を整理したり、発熱者用スペースやトイレのリフォームをしたり、自動分包機のカセットを適正化したり、、、こまごまとしたことを本当にいろいろやりました。

人間関係も良好で、尊敬できる先輩もいて、仕事にも幸いそれなりのやりがいを持っていましたが、そんな中で課題に感じたのは、3年間やっても自分の強みみたいなものが見えてこなかったこと。

いっちょ前に「このままでいいのかな」という漠然とした不安を抱え、また、戻る予定だった地元の店舗がM&Aされた関係で事実上会社をまたがなきゃいけなくなってしまったことから、割と軽い気持ちで転職を決意しました。まさか、この時の決断が、のちのちメディッコに入る最大の契機になるとは…(笑)

1社目の教訓。

いかなる理由があっても、薬剤師として人と話す時は自信がないのを透かしてはダメ。判断材料が足りないのなら調べる時間を作ること。

配属当初、新人アドバイザー(薬剤師コンサル)から、「あなたは振る舞いが堂々としているから、自信のなさや不安を変に表に出さないほうがいい」というようなことを言われました。多分、長年の接客バイトや楽器演奏経験によりただ緊張慣れしていただけなのですが、その時の言葉が妙に刺さって、その後の自分の振る舞いに多かれ少なかれ影響を与えた気がします。

その薬剤師コンサルとは、何年か後に偶然にしてはできすぎた再会を果たすのですが、その話はまた別のところで。

それでは今回はこの辺で! 次回は、異業種に転職してどうなったのかを語りたいと思います☆

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