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産後うつと新生児訪問

産後3日目から産後うつになり、退院後泣きながら区役所へ電話し早めに新生児訪問に来てもらいました。

産後うつ再発から新生児訪問までの経緯を書きたいと思います。


産後うつ再発

産後すぐ、息子は不整脈のためGCUで入院していました。
そのため私は3時間毎GCUへ授乳しに行き、22時~7時まではミルクをあげてもらっていました。

産後3日目、不整脈が落ち着き退院ができた為母子同室が始まりました。
しかし娘出産時、母子同室の睡眠不足が原因で産後うつを発症していて不安だった為、助産師さんに「しんどい時は赤ちゃんを夜間預かってもらえますか?」と尋ねると「基本的に預かりはできなくて母子同室でお願いしてます」と返答されました。

この一言で私のメンタルは一気に崩れ、夜間の授乳時に号泣していたところを助産師さんに見られて、無事(?)要注意人物に成り上がったのです。

産後うつの症状と病院の対応

授乳中に号泣していたところを見た助産師さんが赤ちゃんを預かると言ってくれたので、お言葉に甘えて赤ちゃんを預け私は体を休めようとしました。
ですが寝ようと思っても寝れず、それでなぜか号泣。
とにかく涙が勝手に出てくる。止まらないんです。

そして食欲もなくなってきます。
あれだけバクバク食べていた入院食が喉を通らず、余計に気分が滅入ってきました。

後日助産師さんとのカウンセリングをセッティングしてもらい、娘出産時に母子同室の睡眠不足が原因で産後うつを発症していたこと、それから今まで心療内科へ通い薬を飲んでいること、息子の泣き声が怖いことなど自分の今までの経験や思いの丈を吐き出しました。
すると助産師さんは真摯に受け止めてくれ、昼間は母子同室、夜間は3時間毎に病室まで息子を連れてきてくれるようにしてくれました。

退院後も続く症状

退院後、夫が2週間育休を取っていたため夫婦2人での育児が始まりました。
しかし私の症状は治ることはなく、涙が出る、食欲はない、息子が怖くて抱っこしたり話しかけられない、逃げたい消えたいと思うようになっていました。

実母が家へ来てくれた時、私が急に泣き出したことで変だと思ったんでしょう。夜に息子を実家で預かってくれることになりました。

預かってもらっている間、ふいに「息子がもうすぐ帰ってくる」と思うとすごく怖くなって全てが嫌になり、目の前にあった包丁で自分のお腹を刺そうとしました。
実際刺すことは怖くて出来ませんでしたが、もう限界だと感じ夫に「保健師さんに連絡したい」とお願いをし、区役所へ泣きながら連絡したのです。

保健師さんへ電話、心療内科へ

開口一番号泣の私の話を、保健師さんはうんうんと聞いてくれました。
そして通っている心療内科へ緊急で行くことを勧められ、電話の2日後に心療内科へ行くことになりました。

心療内科の先生もすごく心配してくれて、夫に話しておいた方がいいからと私の症状やお腹を刺そうとしたこと、全てを私の代わりに話してくれました。そして私と息子を2人きりにしないように助言してくれました。
妊娠中に減らしていた薬も徐々に増やしていこうという流れになり、母乳を止めることになりました。母乳での授乳がしんどかった私は「もう母乳あげなくていいんだ」とホッとしたのを覚えています。

新生児訪問

薬を増量したためか、気持ちに変化が現れました。
少し余裕が出来、涙が出ることはほぼ無くなりました。そしてTVに集中しながらですが息子を抱っこしてあやすことが出来るようになったのです。

そんな中保健師さんが新生児訪問で家へ来てくれました。
私の現在の状況を話すと、少し安心してくれて利用できるサポートの情報などを教えてくれました。その他にも

・とにかく出産で体はボロボロだから、絶対に無理しないで頼れる人には頼る。
・育児はお母さんだけじゃなくみんなでするもの

などとにかく人に頼ることを勧められました。夫や母の前で上記のことを言ってくれて本当に助かりました。私からは言えなかったので。
息子の体重を測り(3300gで増えてました)、次は助産師さんと一緒に来るということで1時間程で帰られました。

最後に

今は周りのサポートもあり、睡眠不足でもないため比較的安定して家事育児は出来ています。
しかし薬を増量しましたし、睡眠薬なしでは長時間寝れなくなりました。
まだまだ治るには時間がかかりそうです。

産後は本当に体はボロボロで、ホルモンの急な減少で精神的にもおかしくなります。頼れるものには全力で頼りましょう!周りのことは気にせずとにかくSOSを出してください。
私みたいに「迷惑じゃないかな。頼ることでしんどくさせてしまうかも。」と思っていると余計悪化してしまう可能性があります。
今頼ってる分今後困ったら助けるからね!という気持ちでいきましょう。

長々と書いてしまいましたが、どなたかの参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!



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