半演劇日記-8

2023年10月14日
 ヨン・フォッセの戯曲、きっと出るだろうな。読むのが楽しみだ。

『戒厳令下の新宿: 菊地成孔のコロナ日記』(菊地成孔・新潮社)の中に、悲しみが結晶化していて、そこには血が通っていなかった、というような文章をふと見つけてドキッとする。偶然の立ち読みだったので引用もできずうろ覚えで恐縮なのだけど、「悲しみが結晶化する」という言葉の繊細さ。どういう状態であるかが瞬間的に、感覚的にわかってしまう。悲しい報せに触れた文章だったのだけど、そのように誰かの状態を丁寧に表現できるということに、素直に憧れを感じた。読むべき本が多くて、もう少し整理されたら購入して読みたい。

台本はまだまだ続きそうだ。自分の(生活も成り立たせながらの)ペースで書こう。少なくともこれまでの台本とは、自分の中で大きく違ったものになる。それは確実だ。

PassCodeの曲を海外のYouTuberが聞くリアクション動画をうっかり何個も見てしまう。英語コメントも(直読みや翻訳を使いつつ)読む。その流れで(どの流れだ)、DIR EN GREY「輪郭」がとても好きだったことを思い出す。スクリーム・デスボイスはないけどサビのハイトーンとメロディーがひたすら美しい。

あ、音楽の話題をつい。。

いただいたサポートは、活動のために反映させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ほそかわようへい/演劇カンパニー ほろびて 主宰/劇作、演出/俳優/アニメライター