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ベースの音を良くするなら一本指のタッチ!【超絶シンプル】

■100円ベーストーク(30終?)


レッスンを始めると本当に色々な方達に出会います。

10年以上のベース歴がある方、メインはギターの方、始めてまだ半年ぐらいの方、全く触った事もない方、学生さん、社会人、性別も違えば年齢も全然違う、実にさまざま、バラバラ。

なかなか一筋縄ではいかない難しさと楽しさを実感してます。


一方、完全に共通してるものがある、それを教え伝えていけば絶対に変わる、そう改めて強く確信した事もあります。

【タッチ】

やっぱりこれなんですね。

弦楽器の基本、根本、ベース歴にもその興味の大小にも関係なく、そこを詰めていけば音は変わる、攻めれば攻めるだけどんどん良くなる。

これは本当、断言してもいいでしょう。


そしてそこにもう一つ加えるのが、

【1フィンガー】

これの効果も凄まじい。

ひとまず難しい事は置いて、人差し指一本だけに集中する。そしていつもより強く音を出す。しっかり弾く。限界に挑戦してみる。

これで驚くほどサウンドもノリも変わります。


2フィンガーについて言うなら、

【二本の指で弾く】

これ自体は特に難しい事じゃないし、誰でも出来る奏法とも言えます。

ただ、そのクオリティを高めていくのは、非常に長い道のりになると痛感。

人差し指だけ強くても駄目。中指だけ素晴らしくてもバランスが良くない。両者を均等に昇華させていくというのは、並大抵の話じゃありません。


だからこそ思うに、まだまだ弦もボディも鳴らせてない段階、そこでそのバランス調整の方ばかりに注力したり、綺麗に整える意識ばかりを優先していくと、どうにもこう、みみっちくなっていってしまう印象が強い。

「しっかり鳴らす!」って志ではなく、

「間違えないように弾く....」

萎縮の意識の方が強くなると言いますか?

同じくハイクオリティを目指すにしても全くの別物、求めるべきかっこよさのそれが違う何かになっていってしまう感が否めません。


また、その状態、状況を作り出す要因として、アンプシステムの問題が非常に強く関係しているのも、改めて痛感します。

要するに、

「差が分からない」

これが大問題なワケです。


「何でタッチを鍛えないんだ!」なんてお説教をしようって話じゃありません。

だって、違いの認識がめちゃくちゃ難しい、弾き方による差が出てこない、確認できないから分からない、そんな致命的問題の渦中にいるんじゃ、どうにもならなくても仕方ない。

それを上から目線で「なんでこんな事が分からないんだ!」と言っても伝わるワケがないし、面白くなるワケもありません。


だからこそ逆に言えば、

「タッチをしっかり認識できるシステムを用意すればすぐにでも変われる!伝えた事をやってもらったら確実に音が変わる!そして実感と充実感に目覚める!」

その楽しさを目の前で確信させてもらってるのが私だと断言できます。


いつもより強く音を出す!

とにかくしっかり弾く!

限界に挑戦してもらう!

前述したこれを実践してもらえば確実に音は変わる!

その実感による姿は自らの力不足を嘆く惨めな様ではなく、楽器演奏の楽しさと成長を手に取る輝きを放っています。

3時間レッスンを基本にやっているからこそ、その3時間があっと言う間、楽しい時間が瞬く間に過ぎていくのが、そこにある価値を物語っています。

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