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Rain the Rainbow

先日書いた、私の椿屋四重奏への恨みつらみが満載のラブレター。
これでもかと、思ったことを書いて、自分の想いをちょっと昇華させたつもりだった。

それがよくなかったのか。

本当にブルーバックに手を伸ばしたように
私の手から、すり抜けてしまった。

ライブ当日、非常事態に見舞われて、チケットはあったにも関わらず、椿屋四重奏との個人的な卒業式は、叶わなかった。

泣いた。(そりゃ泣くよな)
涙がこぼれそう、というか、ぼろぼろこぼれた。

しかし、これでいいのだ、とも思ってしまった。

私には、まだまだこの感情を持ち続けるという使命があるのだと勝手に思うことにした。

いつまでだって色褪せることのない音楽を、変わらず聴いている。
いつ聞いても、一気に活動中だったあの頃に気持ちが戻る。
それはそれで、いいのかもしれない。
まだまだはっきりすっきりしたくないんだろうな、とも思った。
めちゃくちゃ未練あるじゃないか。
負け惜しみ、とも言う。
この気持ちは8/27の東京公演まで取っておくのだ。

それでも、その日のライブはTHE YOUTHの出番を8割見ることができて、久方ぶりに生で彼らの音楽を浴びて、そのことで結構満たされていた、ということもある。

2016年かなぁ、ワンマン見たさに帰省のスケジュールを組んで、junk boxで見た以来ということもあり、とても楽しみにしていた。

私は演奏云々は、正直全然よくわからない。
バンド経験者でもないし、楽器にも詳しくないし。
うまくできる楽器は、タンバリンとカスタネットとリコーダーという
オーソドックスな一般人。
なので、どうしてもボーカルの声で良し悪しを判断しがちだったり、惹かれる節があるのだけれど。
そういう点では、vo.中村マサトシの声はピカイチだと思っている。
あの声で歌われると、頭にこびりついて離れなくなるのだ。
厚みがある、というのかなぁ。
脱脂綿にくるまれているみたいな気持ちになって、聞いていてとても耳心地の良いロックなのだ。
青春時代、言葉にできない。メジャー時代の名曲はさることながら、インディーズで出したアルバム、Rain the Rainbowも名盤だと個人的に思う。

ギターの三井さんはaimerちゃんや、今をきらめくアーティストのサポートで多忙だと思うので、定期的なバンド活動は難しいかもしれない。
でも、メジャーとの契約が終了しても、ずっと地元を中心にバンド活動をし続けて、それがすごく不定期だとしても、彼らの音楽がなくならないことだけが、この上なくうれしい。
中村さんはソロ活動しているけれど、ソロを応援するというよりは、バンド活動を心待ちにしながらご活躍を横目で見ている状態(失礼ですね、すみません)なので、これはTHE YOUTHだけじゃなくて、バンドはあくまでバンドでいてほしいっていう気持ちが強いんだと感じている今日この頃。

もうこの記事を書いている時点で椿屋四重奏の東京公演は終わっているのだけれど、それについてはまた書きたい。
今回はTHE YOUTH編ということで。
これを機に、青春から成熟して大人になった彼らの軌跡をぜひ、感じてほしいし、いいなって思ってくれる人が増えたら、いちリスナーとしてうれしいな、という思いをこめて。


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