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日記 w / 研究室から見える景色

↑この写真は、研究室の私のディスクから見える景色。
研究棟は、大学の敷地の端っこに追いやられているけど、とても静かで居心地のいい部屋だから気に入っている。

天気がいい日は緑の木がゆらゆら揺れていて、とても和やかな気持ちになる。

これは日記だから、学びをアウトプットするわけでもないし、何かを伝えたいわけでもない。学生生活を送っていて、ふと思ったことを綴っておく。

私は休学して復学し、残りの大学生活1年間を「今」過ごしている。
それまでは、学科と教職の授業で3年間全休なしでフル活動だった。だから、他に目を向ける余裕もなく、ただただ忙しなく日々を過ごしていたように思う。

4年の秋学期、やっと授業が落ち着いた。そして、今まで興味があっても取れなかった授業をいくつか取ってみたのだ。

ALL ENGLISHの授業、映画論、メディア系、ビジネス系など、、
探してみたらたくさんの面白そうな授業があった。授業だけでなく、大学掲示板をみるとイベントがいくつも開催されていた。

今までは理工学部なので、基本的に数学や物理学の座学ばかりだった。一方で、文系向けの授業は、ディスカッションメインだったり、答えのないそれぞれの考えが重視されるものが多いと感じた。

履修した授業のうちの一つに、韓国の大学との共同授業がある。毎週、zoomでSDGsのテーマについて韓国の学生と英語でディスカッションを行う。私はペラペラ英語が話せるわけではない。力を入れて勉強しているが、ディスカッションできるほどの能力がないので、最初はかなりハードルが高く感じた。
でも、2、3回数を重ねていくうちに、時々韓国語を調べて使ってみたり、英語が得意な日本人に「今のどういう意味?」と尋ねてみたり、zoomのチャットや画面共有で資料を見せるなど工夫していると、段々と楽しくコミュニケーションを取れるようになってきた。

得意でないから消極的になるのではなく、逆にアプローチをかけることはすごく大切であると学んだ。

そもそも必要な単位以上に授業を取ることを、友人からは「なんで余計に授業とってるの?」とよく言われる。

私も、3年生まではそちら側の意見だった。
そう聞く気持ちもとてもわかる。できることなら、一番楽に卒業したい。大半の人はそう思うだろう。
しかし、一年間休学し、教育のありがたみを知り、学ぶことの大切さを知り、興味の幅が大きく広がった。多分これが大きなきっかけだった。
他の人と同じことをしていても、本当に貴重な経験はできないと思う。
実際に、学部が違う人と関わることで色々な新しい視点や考え方が見えてきている。

学を身につけることは、生きていく中で本当に大切なことだと思う。
その方法は学校に通うという手段だけではない。

「興味ないから」といって、遠ざけるのではなく
「そんなのやらないよ」といって、突き放すのではなく
なんでもちょっとやってみよっかな、なんかいいことあるかも。
っていうスタンスで取り組んでいきたい。

休学を境に「大学」の見え方が大きく変わった。
大学にいる時間が好きになった。学食も、学内を歩いている時も、先生や学生との会話も、研究室の窓の景色をぼーっとみている時間も、全てに愛着を感じるようになった。

少し変かもしれないけど、毎日の日々を幸せに感じられること良いことはないと思う。

あと、半年。
大切に大切に過ごしていく。





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