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初めてのオールスタンディングライブその2

無事にライブハウスに着いてエマさんと待っていたときに外で休憩してる人がおそらくBEAT CRUSADERSのボーカルヒダカトオルさんであったことが私にはなんとなくわかってしまいヒダカさんを見たという感動で語彙力は飛び「ヤバいヤバい」と言いながら泣いていた。他の人からみたら私がヤバいと思うはず。その頃は音楽雑誌やメディアには顔出しをせず、ライブハウスでは顔出しをしているとエマさんが事前に教えてくれていた。顔を見たことがないのに雰囲気でわかったのは自分でもすごいと思ってしまった。
整列の時間になりチケットに書かれてる数字の順に並んでその列で入っていくこと、入場する際にワンドリンク制であることを知りライブハウスのながれがわからなかった私にとってすべてが新鮮で勉強になった。私のチケットには5番という数字が書かれており5番目にライブハウスに入れる事ができると知ったときは好きになって日が浅いのに良いのだろうかと申し訳無さもあった。
会場に入ると中は暗くギターやベース、キーボードと沢山の楽器が置かれていてライブがそろそろ始まると実感させられた。始まる前にスモークが焚かれその雰囲気で一気にドキドキしてきたのを今でも覚えている。
まずはープニング・アクトとしてアブソルティーズというバンドが演奏をしていた。スカバンドだったと思う。カッコいいバンドだった。BEAT CRUSADERSのTONIGHT TONIGHT TONIGHTのカバーで会場の雰囲気も高まっていた。
いよいよBEAT CRUSADERSならぬBEATLE CRUSADERSの時間だ。THE BEATLESが流れメンバーのみなさんがそれぞれの顔のお面を持ってスーツ姿で登場した。カトウタロウさんははスーツに半ズボンのイメージだったが長ズボンを履いていたがそれも似合っていて良かった。その瞬間に後ろにいた人達が前に詰めてきて私のお腹にポールがめり込んで死にかけたけどそれすらも忘れさせるような楽しさがあった。BEATLE(ビートル)とついてることもあり全部THE BEATLESさんのカバーだった。「Help!」や「イエローサブマリン」「Let It Be」「All Need Is Love」といったTHE BEATLESさんをあまり詳しくなかった自分も楽しめる有名どころな曲のカバーをやっていた。
人生で初めてのオールスタンディングライブは幸せで夢のようにふわふわしていた。次の日には筋肉痛となって体に出ていたので夢ではなかったんだなと改めて感じた。初めてのライブはBEATLE CRUSADERSで良かったなと改めて思った。その時のチケットは大切に保管してるしこれからもずっと大切に思い出と一緒に残しておく予定だ。

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