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母の記録③長い1日

2018年12月11日(火)
母が大腸内視鏡検査で大腸がんを告知された次の日、紹介状を持って近くの大学病院にふたりで行きました。

初診は予約なしの扱いなので、なるべく早く診てもらおうと、朝8時すぎに病院へ。

待合室で、看護師さんと面談。診察前に状況を説明しました。その後、待つこと3時間近く・・結局呼ばれたのは最後でした。

診察室に入ると、30代半ばくらいの男の先生がいらっしゃって、親身に話を聞いてくれました。前日、検査した病院の無神経な医師とは大違い。その場ですぐに検査の手配をしてくれました。

診察室を後にして、そのまま流れるように検査へ・・
CT→レントゲン→血液・尿検査など・・・
午後に結果を聞きに再び診察室へ。

検査結果を見ながら「根治を目指す」と何度も先生がおっしゃってくれて・・ものすごく安心したことを覚えています。
この日のうちに、手術の日取りが決まり、治療方針も説明してもらいました。

前の日に、がんを宣告された時は、どうしようもなく不安でたまらなかったけれど、根治に向けて治療方針が決まると、気持ちが前向きになるんですよね。
あー、主治医がこの先生でよかった。。って今でも思います。

病院を出たのは17時過ぎ。もう真っ暗でした。
自宅に帰ったら、小学生だった息子が家のシャッターを閉めたり、洗濯物を取り込んでたたんでくれたりしていて・・・すごく慰められたことを思い出します。

とても長い1日でした。

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