見出し画像

ハンナの祈りは今も

海の向こうにいる息子のことなどを書こうと思う。

高校3年の10月の成績では希望の大学に受かることは難しかった次男のために、サムエル記のハンナよろしく私は祈った。

「どうか希望の大学に合格させてください、もし受からなければあの子に一浪は無理です。もし合格させてくださるなら、私はこの次男をあなたに捧げます」と、、、。

 ハンナは結婚当初、不妊であったが、祈りによって胎がひらかれてサムエルがうまれた。その一人子を神様に捧げたのだが、よく読んでみると、そのことで祝福されて、後に三人の男の子とふたりの女の子を産んでいる。私には息子がふたりしかいないので、本心としてはその片方を捧げるなんてできないし、実際その後も子離れはできなかった。

「小説より奇なり」と、そんな私の祈りを見透かすように次男の人生は展開していく……。

 ※ この記事はnoteの有料記事に挑戦の「#初売りnote」に参加しています。

ここから先は

2,648字 / 4画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?