ハンナの祈りは今も
海の向こうにいる息子のことなどを書こうと思う。
高校3年の10月の成績では希望の大学に受かることは難しかった次男のために、サムエル記のハンナよろしく私は祈った。
「どうか希望の大学に合格させてください、もし受からなければあの子に一浪は無理です。もし合格させてくださるなら、私はこの次男をあなたに捧げます」と、、、。
ハンナは結婚当初、不妊であったが、祈りによって胎がひらかれてサムエルがうまれた。その一人子を神様に捧げたのだが、よく読んでみると、そのことで祝福されて、後に三人の男の子とふたりの女の子を産んでいる。私には息子がふたりしかいないので、本心としてはその片方を捧げるなんてできないし、実際その後も子離れはできなかった。
「小説より奇なり」と、そんな私の祈りを見透かすように次男の人生は展開していく……。
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