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海の向こうで心配になること

たぶんそれは残していく夫のこと。もうすぐ定年なのになぜそんなにと思うほど働いているから。

もともと長男体質で責任感の強い人。僕がやらなきゃと家事も育児も介護も同居もがんばってくれた過去がある。歳を取るにつれて我慢や押さえがきかなくなるはずなのだけど、彼の気持ちは自分ができないことを責めるように内側のほうに向かってしまうようだ。

そんな夫をやっと二人きりの生活になって支えているつもり?の私だけど、昨日叱られたこともすっかり忘れる鳥頭は若い頃から治らない。未診断だけどASDの傾向がある自分にとって、すべてを我慢して支えてくれた人だからこそ、本当はイスエラルに一緒に行きたかった。

にしても、このご時世で中東にいくなどというのは「ばっかじゃないの」といわれても仕方ない。だけど私は息子に会いたい。孫は格別カワイイと思う。ただそれは、育てていく責任のないところで自由にかわいがらせてもらうだけのこと。トメとしてはお嫁さんに好かれるように生きたいと思う。家族が無事でいることは願っているし、もちろん今は無事なのはわかっている。それでも親として何かできないかと思えるうちは何かしたい。それで大事な夫を置いて飛行機にのる。

神様どうか道中をお守りくださいと祈りつつ。

今年をふり返ってみれば、すべては来年の中東行きのためにあったのだといっても過言ではない。金銭面や仕事の休みのことなども含めて心から神様に感謝したい。

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