ハンコ問題に思うこと

本日はこちらのYouTubeから。

「日本の未来を考える勉強会」の顧問でもある城内実衆議院議員が三橋TVに登場。

そしてそして今回は昨今話題のハンコ問題について、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」の会長代行である城内実議員が話しておられます。


城内実議員と議員連盟について

議員連盟について調べてみると、会長であった竹本直一衆議院議員がIT政策担当になったことなどを受けて辞任しているので、副会長である城内実議員が実質トップなのかもしれません。

城内実議員は郵政民営化の数少ない反対派でして、反対した結果、2005年の衆議院議員総選挙で自民党の公認を得られず片山さつき氏(藤井聡氏と消費税についてモーニングショーで討論していた人)を刺客として送られ敗北。4年後の衆議院議員総選挙で再び出馬し、見事当選を果たしたという議員だそうです。

自民党の公認を得られなくても郵政民営化に反対したというのはかなり骨のある議員なのだと思います。


ハンコ問題はルサンチマンプロバガンダ

ハンコがあるせいで、行政の効率が悪い、改革が遅れている。ハンコがあるせいでテレワークが推進されない。ハンコさえなけば…。といった感じでハンコ、そしてハンコ業界が叩かれています。

おそらく必要以上にハンコを叩く人は、かなり社会に対する不満や鬱憤が溜まっているのだと思います。とにかく何かを叩きたいという気持ちなのではないでしょうか。そうした人に対して叩く対象をあえて政府は与えているように見えます。ハンコもそうですし、携帯電話、日本学術会議等々…。

これはグローバリストがよく使う手法だそうです。特定の業界や団体を叩くことで国民同士を分断させ、規制緩和などの構造改革によって自分たちのビジネスをしやすい状況を作るそうです。

今回の場合はデジタル化によってIT業界に莫大な利益が生まれるようになるのではないかといわれています。

ハンコ製造に携わっている方が精神的に参ってしまったり、その子供が学校でいじめのようなことをされているといった話を聞くと、こうしたルサンチマンプロバガンダは深刻な問題だと思いますね…。

いじめの件数が過去最多となっているというニュースもありましたが、大人たちが「正義の名のもとに特定の誰かを叩く」というルサンチマンプロバガンダに乗せられてしまっているのでそれを見た子供も同じようなことをするのはある意味当然のことなのかなと思ったりします。

城内実議員もおっしゃっているように、不要なものはなくしていっていいと思いますが、ハンコは文化でもありますから、ただ無くせばいいという乱暴な議論にはなってほしくないなと思います。

ハンコを作っている人がいる、ハンコがなくなると困る人がいる、それは同じ日本人である、自分もいつ叩かれる側に回るかは分からない、といった想像力を働かせることが大切なのではないと思いました。

ルサンチマンプロバガンダに乗せられない国民が増えることを祈ります。

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