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イケメンと美人しか結婚できないってマジ?

美男美女しか結婚できない。

そんな言説が今ツイッター上では人気である。ネット世界での過度なルッキズム信仰は以前からあり、平成時代の2ちゃんねるで産まれた『ただしイケメンに限る』というネットミームを耳にしたことがある人は多いのではないだろうか?

令和のSNSの発展によりさらにこの言説は強化され、いまや『イケメン美人しか恋愛も結婚できない』というところまで進んでいるだ。

確かにマッチングアプリやSNSでいくらでも相手を選り好みできる(外見にそこそこ恵まれた女性とイケメンに限る)時代になり、フツメン未満の男はもはや恋愛すらできず、フツメン未満の女も恋愛はできてもその先のゴールである結婚へたどり着けない。恋愛と結婚へのハードルは確実に令和になって上昇しているだろう。しかし悲観的になることはない。

外見に恵まれていない男女でも全然結婚できている。

筆者は子供たちを連れて日々アスレチック公園やショッピングモールへと出かけ、そこで同じような子連れ家族を目撃している。そのうえで断言する。

既婚者の8割はイケてないオジオバである。

芸能人のような美男美女夫婦と天使のように可愛くて利発な息子と娘、そんな家族連れは100組に1組もいない。もちろんそれなりのイケメン美人の夫婦もいるが、せいぜい10組に2組程度である。

そもそも冷静に考えてみて欲しい。学校生活の中で40人クラスにいる美男美女はせいぜい4~5人、それなりにカッコいいカワイイまでハードルを下げても7~8人程度しかいなかったのではないだろうか?一般的にイケてる顔面の男女の割合は昔から多くて2割程度で変わっていない。

もし本当にイケメン美人しか恋愛して結婚して子供を授かれないのであれば、日本の少子高齢化は今よりもっと加速して日本の人口は既に1億人を切っているはずである。何だかんだ今でも30代の半分以上は既婚者であり、恋愛をしている人も含めればかなりの数の顔面に特別恵まれていない男女が異性関係を持っている。

このように数字の上では顔面が優れていない男女でも恋愛や結婚をしていることは明らかなのに、どうして一部の男女の目には上位2割の『イケてる夫婦』しか見えないのであろうか?そしてフツメン未満の男女で結婚できた人たちとそうではない人の違いは何なのであろうか?

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