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稼いで養う”強い女”は実在するのか?

今、女に養われたい男が増えている。

PR TIME:10~30代で専業主夫になりたい男子の割合が6割


10~30代の男性への『専業主夫になりたいですか?』というアンケートの結果、なんと6割の男性が専業主夫になれるならなりたい、と回答したのだ。そのうち1割は是が非でも専業主夫になりたい!俺は専業主夫になる!!とどっかの漫画の大海賊みたいな高いモチベーションを持っているというのだから驚きである。さらに驚愕のアンケート結果は続く。


PR TIMES: ゆとり世代は強い女性が好き


さらに30代のおじ達のほうが専業主夫希望率が高い結果となった。仕事を10年以上続け働くことに疲れてしまったのだろうか?30代のほとんどはゆとり世代であり、彼らは色々と諦めてフットワーク軽く生きているので、我々頭の固いロスジェネ世代とは違って今の男女平等の時代の流れにも身を任せているのであろう。

PR TIMES : 養われたい九州男児、養われないことをわかってる大阪男子


さらに驚かされたのが主要都市で最も専業主夫希望率が高かったのが断トツで福岡県であったことだ。その割合は何と7割近い。九州男児の男気は一体どこへ行ってしまったのだろうか?美人で優しい九州女性に甘えているのではないか?

逆に最も専業主夫希望者が最も少なかったのが我らが大阪であった。大阪男子は男気がある!といいたいところだが、ただ単に大阪の女性は気が強いので大阪男子は鼻から専業主夫という選択肢を諦めざるを得ないというのが現実だ。大阪女子は働かない男に厳しい。

FPhime:若者を中心とした未婚男性の結婚相手への条件で経済力を求める割合が急増


バブル崩壊やリーマンショック、さらい少子高齢化による社会保障費の天引き額上昇によって男子の手取り給与がモリモリ低下した平成の30年間で、多くの男子たちが『顔や若さも欲しいがそれよりなにより飯が食えなきゃ話にならん!』となり女性の稼ぎに対する要求が高まっていった。今や男性も女性の稼ぎを当てにしないと余裕を持った家族での生活を維持する自信がないのである。


PRIME TIME: 2022年統計アラサー男性の年収中央値は400万円以下、女性は300万以下


男性陣が人生のパートナーである女性に対して稼ぐことを求める風潮が確実に高まる中、所得税や社会保障税などの税収、そしてなにより少子化による人手不足解消のため、政府も女性に正社員でバリバリ働くことを推奨している。主婦の利権を削ることで、隙あらばパートや専業主婦になろうとする女性を社会の労働力兼納税者として労働市場に引きずり出そうとしているのである。

男性からも政府からも正社員でバリバリ働くことを求められ、さらに男性の6割は養ってもらうことすら期待される。令和の女性たちにかかる稼ぐことと養うことへのプレッシャーは日増しに高まっているのだ。男の暴力性が禁忌として排除された平和な国ニッポンでは多くの男性たちが一斉に強さから下り、空いた席に座ってくれる『強い女』を求めているのである。

強い女と言えばジブリ作品である。特に人気がある名作『もののけ姫』には高い戦闘能力を持ったサン、そしてたたらばを仕切る女ボスであるエボシが登場する。エボシはまさに脛に傷のある連中を雇って食わしている大阪の建築業界、解体屋の社長そのものの内面を持っている。もちろん戦闘能力も十分で、巨大な石火矢を使いこなしシシ神を打ち抜くなど活躍した。

彼女のような『金を稼ぐ器があり、身体的にも強く、さらに弱きものを養う父性も備えた女性』を求める男子は専業主夫希望男子の理想だろう。しかしとても残念なお知らせがある。

強い女はアニメや漫画、映画の世界にしかいない

過去に頑固親父たちが担ってきたいざという時の腕っぷしの強さや、弱い人たちを広く養う父性を現実の女性たちは持っていないのだ。

そもそも女性は肉体的にめちゃくちゃ弱い。ツイッターでは女性のDVで男性が大怪我!貧弱なチー牛は女性にも喧嘩で勝てない!みたいな話が盛り上がることがあるが、ぶっちゃけ刃物や鈍器を使わない限りあり得ない。フィジカルスポーツ経験者ならわかってくれると思うが女性の筋力はめちゃくちゃ弱い。鍛えてる女性より貧弱みえる弱者男性の方が強いのである。そんな女性にいざという時に戦って家族を守る父性を求めるのは土台無理な話である。

さらに女性は男性のように甲斐性を見せることで気持ちよくなれない方の性別である土建屋のおっさんのように従業員やその家族を食わせてやるようなことはしない。女性も無償の愛という非常い強い養い力は持っているが、それが発揮されるのは子供や家族などごく狭い人間関係に限られるのだ。エボシのように巨大な組織を仕切って、身体に不自由を抱える男性たちの面倒まで見るような甲斐性を女性に求めるのは酷である。

暴力性や幅広い甲斐性という面では男性に及ばない女性ではあるが、唯一男性が得意としている分野で肉薄しているのが”稼ぐ力”である。

例え女性であっても、一流大学を卒業し大手企業に就職したり、医師免許を獲得すれば、町工場で働くブルーカラー労働者の男性たちよりはるかに多くの賃金を獲得できる時代になったのである。

一部の宗教国家では未だに女子教育がタブーとされており、そういった国の女性たちはいくら望んでも稼ぐ手段を得られない。しかし日本は違う。女性でも努力すればしっかりと稼げるのだ。令和日本に”強い女”はいないが”稼ぐ女”は沢山いるのである。

女性の稼ぎを当てにする専業主夫男子たちにとっては非常にありがたいことである。しかし専業主夫男子にとって大きな問題がある。それが……

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