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読んだ本まとめ|2020年6月


7月に入ってからだいぶ経ってしまいましたが、6月に読んだ本まとめ。



1. 僕らはSNSでモノを買う|飯髙悠太(ディスカヴァー・トゥエンティワン)


気になっていたULSSAS(ウルサス)本をついに読みました。

さくっと読めて納得感があり分かりやすい。広報でのSNS・オウンドメディア運用などにも活かせる考えが学べると思います。読み返そう。


いいねやフォロワーの数も効果を見る上では大切だけど、熱量持ってアクションしてくれるような仲間を社内外に広げていきたいなと改めて思う。


株式会社ホットリンク執行役員CMO飯髙悠太、はじめての書籍!
UGC(ユージーシー)を起点に、ULSSAS(ウルサス)をうまく回し、売れ続けるサイクルを!!

<UGCとは?>
ユーザーが自分の意思で投稿したコンテンツであるUser Generated Contentsのことで、モノが売れない時代を切り開く鍵となる。

<ULSSASとは?>
UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)

Like(いいね)

Search1(SNSで検索)

Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)

Action(行動・購買)

Spread(拡散)
という流れを指す造語。
SNS時代に、どのように情報が伝播するかを追いかけた結果生まれた概念

SNSによって、誰もがメディアになり、誰もがコンテンツの作り手になれる時代がやってきました。このことを、どのようにして商品やサービスの購入につなげていくことができるでしょうか?

その鍵となるのが、「UGC」と「ULSSAS」
小手先のテクニックではなく、本当に良いものを、それを必要とする人へ届ける。その方法をご紹介いたします。

ディスカヴァー・トゥエンティワン Webサイトより)



2. ここらで広告コピーの本当の話をします。|小霜和也(宣伝会議)


会社で週に1度開催している「ゼミ」。約3ヶ月周期で入れ替えなのですが、今期は「アイデアの千本ノックゼミ」を受講しています。

そこで教科書になっていたのがこの1冊。読むまでは、キャッチコピーとタグラインの違いもいまいち分かっていなかった。関係づくりや人を動かす言葉という点で、広報にも活きる考えが学べると思います。また読み返そう。


ブランドとは、気持ちのいい記憶。

コピーライター志望者、若手コピーライターに知ってもらいたい本当の話。“伝える”だけのコピーなんて、コピーじゃない!著者は、広告キャンペーンでプレイステーションの全盛期をつくり、いまなお最前線で活躍するクリエイター・小霜和也氏。コピーライティングというビジネスの根底を理解すると、効果的なコピー、人を動かすコピーが書けるようになる。広告とコピーに関わるすべての人に役に立つ、いままでにないコピーライティングのビジネス書。
宣伝会議ONLINE Webサイトより)



3. 鹿の王 水底の橋|上橋菜穂子(KADOKAWA)


『鹿の王』のその後の物語。

上橋菜穂子さんの作品は守人シリーズや『獣の奏者』など、どれも好きで読んでいます。寝ずに読んで、読み終わってからも登場人物たちのその後を考えてしまうくらい世界観に入り込める作品ばかり。


『鹿の王』は感染症や医学、宗教や死生観(あるいは人によるその違い)など、今の社会状況の中で改めて読んでみることで色々と感じることがあると思います。


下記インタビューの中の、作者の言葉がすとんと心におちました。

『立場が変わればすべて変わる、普遍的に正しいこと、真理と思われていることの多くは、人々の間から生み出されていくもので、それらすら、不変ではないという気がしている』


2015年本屋大賞受賞作『鹿の王』の、その先を描いた命の物語。
なによりも大切にせねばならぬ人の命。
その命を守る治療ができぬよう、
政治という手が私を縛るのであれば、
私は政治と戦わねばなりません。

黒狼熱大流行の危機が去り、
東乎瑠帝国では、次期皇帝争いが勃発。

様々な思惑が密かに蠢きはじめているとは知らず
オタワルの天才医術師ホッサルは、祭司医・真那の招きに応じて、
恋人ミラルとともに清心教医術の発祥の地・安房那領へと向かう。

ホッサルはそこで、清心教医術に秘められた驚くべき歴史を知るが、
思いがけぬ成り行きで、次期皇帝争いに巻き込まれていき!?

異なる医術の対立を軸に
人の命と医療の在り方を問う意欲作!

KADOKAWA オフィシャルサイトより)



4. ほんとはかわいくないフィンランド|芹澤桂(幻冬社)


旅に出たくて、旅や海外にまつわる雑誌やエッセイを手にとってしまう。(コロナで旅行の予定が2,3個つぶれてしまったからね...)


本作は、フィンランド人と結婚してヘルシンキに移住した日本人の方のエッセイ。別の”当たり前”を知るってやっぱり面白い。

「雪だし極寒だからどんな時もブーツ!ドレスコードの時もヒールなんて履けない!」など、雪国の民として道民も共感する部分が多いかも。笑


飛行機降りた時に明らかに別の土地に来たと感じる空気や匂いをかぐとか、屋台で文字が読めないから適当に選ぶドキドキ注文とかが早くしたいな。。。


気づけばフィンランド人と結婚して、ヘルシンキで子どもまで産んでしまった。暮らしてみてわかった、ちゃっかり賢く、ざっくり楽しい、フィンランドの意外な一面。裸で大事な会議をしたり、いつでもどこでもソーセージを食べたり、人前で母乳をあげたり……。ちょっと不思議でなるほど納得。「かわいくない北欧」に笑いがこぼれる赤裸々エッセイ。
株式会社幻冬社 Webサイトより)



5. 完全教祖マニュアル|架神恭介、辰巳一世(筑摩書房)


怪しいタイトル。。。

筑摩書房のセールで色んな新書が100〜300円代になっていたのでたくさん購入したうちの1冊。宗教はもっと勉強したいテーマのひとつ。


大学でイスラームを少し学んで、ムスリムの友達もできて。魅力をたくさん知るとともに、宗教や出身地が理由でひどい言葉を言われたり、理不尽な扱いをされたり、といった話も聞きました。


日本では「宗教=タブー、触れてはいけないもの」という雰囲気があるけれど、偏見が生まれるのは「よく知らないから」が理由のことが多いと思う。

そこらへん、何年もぐるぐる考えていることなので改めてまた書きたい。


あなたも宗教でサクセスしよう!
キリスト教、イスラム、仏教などの伝統宗教から現代日本の新興宗教まで古今東西の宗教を徹底的に分析。教義や組織の作り方、奇跡の起こし方などすべてがわかる!
筑摩書房 Webサイトより)