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米国駐在中の旅@FTWの3年間

3年間日本に帰れないなら夏休みやクリスマス休暇は、せっかくだから広いアメリカ観ておこうと考えました。

社会人になっての旅は、留学時代の夜行バスやYMCAを渡り歩いた貧乏旅行とはちょっと違った趣きを味わえました。

カンクン Cancun

2年目の夏に1週間の初休暇で訪れたのが、メキシコはユカタン半島のカンクンでした。

広いコンドミニアムを借り、そこを拠点に遺跡巡り、浜辺やプールサイドで優雅に過ごす予定でした。

遺跡巡りも叶わず・・

そのはずが何と初日の夜からひどい下痢に見舞われ、1週間ずっとベットの中。食したものはスイカやメロンなどの果物だけ。俗にいうMontezuma Revenge(原住民の祟り)と言われながら、贅沢な部屋や施設も知っているのはベットとトイレだけに終わりました。

しかも帰りのフライトがover bookingで、すでに席に座っていた私を何の説明なく後部に開いた階段出口から強制的に降ろし、私の荷物は一足先にダラスへと飛び立ちました。

1週間食事もまともに取れていない私はフラフラで怒りをぶつける元気もなく、数時間後のフライトでやっと帰国。ところがDFW空港に着いて荷物を取りに行くと、実際に乗客を乗せてきた航空会社の責任でうちには荷物はないと言われ、すったもんだして広い空港の2つの航空会社のカウンターを往復。

物理的に荷物を運んだ航空会社にあるはずでうちにはない。当然だと思いつつ再び戻り当初のフライトだったアメリカン航空にクレーム。やっと荷物が見つかって、フラフラになりながらアパートに戻ったのが社会人初休暇でした。

やっと帰れる!

さて初休暇はこれで終わりません。

フラフラながらも翌日に病院に行って薬をもらい、出社すると皆に休暇はどうだったと聞かれて、云々・・・帰りのフライト事件については、それは「人種差別だ!」と私以上に怒る周囲の会社の人々。南部テキサス州に住んで居る間には、目立たない人種差別は何度か経験しました。

通常over bookingした場合、まずはボランティアを募ります。例えば$100チケット出すので、このフライトを諦めて、次の何時発のX便でどうか?とか。そういうことも知らなかった当時でしたが、overbookingのボランティア募るのは、空港ゲートで見かけることになりました。

このままで黙って引き下がってはだめだ!という周囲の元気なおばちゃん(といってもまだ30−40代だったはず)達が、私たちが代筆してあげてもいいからクレーム手紙を出すべきだ!(そう電子メールはない時代ですから郵送の手紙です)ということになり、レターを出してから2週間後位に$150相当の航空券が送ってきました。これを使って冬にはシカゴに行くことになるのですが、何はともあれ散々な社会人初休暇デビューでした。

この事件以来、アメリカン航空は使わなくなりました。


長くなったので続きは次回に・・・

シカゴ Chicago

正月休み、友人キャロルのアパートに泊めてもらい冬の都会シカゴを満喫。テキサスの田舎青年カーボイブーツで凍結の街を歩くの巻。

デンバー Denver

日本から来た一番下の妹連れて、涼しいコロラド州の夏の車での旅。

ニューオリンズ New Orleans

Thanks Givingの週末にニューオリンズまで車での旅。途中、スピード違反で保安官に捕まったのですが〜

ナッソー Nassau

マイアミからクルーズ船に乗って、バハマにあるナッソーまでの船旅。独身グループのお見合い旅の様相。

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