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夏のロッキー山脈@FTWの3年間

社会人になっての初休暇は腹を壊して、1週間寝た切りのメキシコ生活に加え、帰りの飛行機ではオーバーブッキングで説明もなく降ろされ、予約していたフライトで帰れなかったという悲惨な経験は今でも鮮明に覚えています。

そして2年目の夏、妹が初訪米でやって来たのに合わせて、無難に時差のない涼しいデンバー州コロラドに旅をする事にしました。

DFW空港に妹を迎えに行くと、社長の次男ハーヴィと出迎え口で出会いました。そう偶然にも日本出張だった社長のEYと同じフライトでした。

最初に出て来られたEYが私を見つけるとわざわざ貴方が迎えに?と驚きながらも余りにも喜んで頂いたのにはバツが悪かった記憶があります。妹が同じフライトだったことがわかり、日を改めてご自宅の大豪邸での夕食に招いて頂くラッキーな体験を妹にさせる事が出来ました。

もちろん夕食の時の話題は、社長夫婦が満州から引き揚げられた時に過ごされた我が故郷防府の話で盛り上がりました。

コロラド州の旅は、デンバーまで飛んだ後にレンタカーでロッキー山脈一帯を時計回りにドライブ。

泊まる宿も何処へ行くも予め決めずに気の向くままの旅。今、冷静になって考えると夏の行楽シーズンにホテルが満室だったりしたらどうなっていたのやらと自分だけの一人旅でないのに、学生気分の抜けていないバックパッカーのような旅でした。

今のようにスマホもないフィルム写真の時代でしたから、写真も残っておらずデンバー以外何処へ行ったのかが思い出せません。ただ極度の緊張?からか体調崩した妹を旅先で一度クリニックに連れて行った事だけは記憶にある旅でした。

独身での3年間の駐在時でしたが、後は結婚して自分の家族で在米生活を経験してみたいなぁ〜と漠然と思っていたのもこの頃でした。それが実現するのは15年後になるのですが。

続く

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