恋で生計は立てられない 序章「偽善」
あらすじ
他人とまともな会話ができない生まれながらのコミュ障、影山明(かげやま あかり)は、三十歳の誕生日を目前に、自暴自棄な気持ちになり、会社から戦力外通告を受けたその日に電車に乗って遠くの繁華街に逃げ込む。
友だちもなく、仕事もろくにできず、異性との経験も何一つない明。自分の人生に限界を感じ、途方に暮れた時、呼び込みをしていたホストクラブの男に偶然話しかけられた。
優しい言葉をかけてもらった明は泣き、男に連れられクラブでサービス接待を受ける。心のデトックスを感じる明に、男