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ジョブ理論がインタビューに良さそう

ユーザーインタビューって言うと
なんかこう、
オープンな質問で〜
「なぜ」を重ねて深ぼって行って〜
みたいなことはなんとなく分かってるけど、
どこまで何を聞けばいいか不安になります(白目)
なんかこう、、軸が欲しい😌


そんな時に僕の目の前に現れた「ジョブ理論」
インタビューする上で良いフレームワークになりそうなので、
ちょっとここらでまとめてみましょう


ジョブ理論ってなんや?

ユーザーの成し遂げたい目的を「ジョブ」と言う要素として考え、
ニーズを論理的に掴むために有効な手段

人はどのようにしてサービスを利用しようとするのか
ニーズに直接的に応えるために自社のサービスや商品をどのように改善したら良いのか」
といった、事業グロースに必要なヒントを得るのに役立ちます。


また、ジョブ理論では一般的に、
ユーザーに対してインタビューを実施して顧客のニーズを測定します。


何それ、もろUXリサーチやん!!!
このジョブ理論の理解を深めたら、良いインタビューができるんじゃね!?
と思ったわけです。


さっそく、確認していきましょう。


じょ、、ジョブ??

ん?笑
ジョブ?仕事?ってなりますね。


ジョブ理論では、
ユーザーが成し得たいこと・状況を「ジョブ(仕事)」と捉えて考えます。
サービスを利用したり商品を購入する人には、必ずこの「ジョブ」が付随して存在します。
この「ジョブ」に着目することが重要です。


じゃあ、ジョブってニーズと何が違うん?

似たような意味合いではありますが、
ジョブはニーズの源泉と言えます。


これをハンバーガーで例えると🍔

  • お腹が減ったので空腹を満たしたい(ジョブ)

  • ハンバーガーを購入して食べたい(ニーズ)

といった感じで、
ニーズの根底にあるユーザーが成し得たい状況を「ジョブ」といいます。


ジョブを解消するためにサービスや商品を雇う

前述したジョブを解消して進めるために、
ユーザーはサービスや商品を利用・消費します。
その行為をジョブ理論では「ハイア(雇う)」といいます。
これは一旦今は、ちなみに程度に覚えておこう。


【ここ大事!】ジョブは機能的な部分だけでは決してない!

ジョブは機能的な側面だけでは決してなく、感情的・社会的な側面が同時に存在します。
この考えを基本とし、紐解いて行くことこそがジョブ理論の重要なポイントです。


これをまたハンバーガーで例えると🍔

「お腹が減ったので空腹を満たしたい」
というジョブは機能的なジョブと言えます。
この機能的な側面のジョブを単純に解消するだけなら、食べ物なら何でも良いと考えられてしまいますね😦


しかし、食事をする上で例えばアメリカンな内装やインテリア、エルビス・プレスリーがBGMの店内で食事をとることができるなら、とてもワクワクして気分がいいでしょう!
これは感情的側面と言えますね😊


また、肉厚のパティやベーコン、そしてフレッシュなトマトやチーズが何段にも重なった迫力あるハンバーガーは写真に撮ればSNS映えしますね。
それを投稿して知人や他のSNSユーザーから
「めっちゃこの人オシャレなもの食べてるな、、ええなあ✨」
と思ってもらえる。
これは社会的側面ですね😎


このように、ハンバーガー屋にハンバーガーを食べにくるユーザーは
単に空腹を満たしたいと言う機能的なジョブを解消するためだけでなく、
複合的にあらゆる側面のジョブを持ってハンバーガーをハイア(雇う)します。


単純な機能的なジョブよりも、感情的・社会的なジョブを明らかにして行くことが潜在的ニーズの発掘につながります。
その結果、サービスや商品の改善方向がユーザーが本当に求めるものにマッチする。それに合わせてサービスを改善していけば、市場での優位性を確立することも可能です!
これがジョブ理論です。


ジョブを明らかにするのはユーザーリサーチで

前述した通り、ジョブ理論では一般的にユーザーへのインタビューを通して、ジョブへの理解を深めます。


近年の消費行動の変化から、感情的・社会的なジョブの重要度が上がっているはずです。
ここをリサーチし、明らかにすることができたなら消費者のインサイトにそのままつながることも多いはず!!
UXリサーチのインタビューとして、感情的・社会的なジョブを掘り下げるようなインタビュー設計は良いフレームワークになりそうだと個人的に思いました。


まとめ

ジョブ理論は突き詰めれば、こんなものでは済みませんが、
今回はかなり概要部分を砕けた感じにまとめてみました🙄
インタビューするにも何をどこまで深ぼっていけばいいのか分からない状況、同じように感じる自分と同じビギナーは多いですかね?🤔
ジョブの複合した側面の理解をインタビュー設計に落とし込んで、良いものにできたら嬉しいですね。


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