日記を付けている人は、その日を振り返ることができるのでとても良い習慣だと思います。

ゆったりしたお金持ちは、前を向いて常に新しい目標を掲げているイメージですが、過去もとても大切にしています。

知人から聞いた話では1日を振り返ったり、1か月を振り返ったり、1年を振り返ったりする中で、特に気を付けているのは楽しい思い出をピックアップすることだそうです。

過去を振り返る際に、嫌な思い出が浮かんできてしまうと、気持ちもネガティブになったり悲しくなったりします。

しかし、楽しかった思い出をどれだけでも何度でも思い出して楽しむことは、とても有意義であるとのことでした。

記憶は自分のさじ加減で少し変換させることができます。楽しかった思い出をさらに楽しかった思い出に盛ってしまうのです。次に思い出した際には、もう一段キラキラ度を増して記憶の保存してあげると、自分の歩んできた人生は無敵だと思えるそうです。

つまり、思い出を大切にすることは人生を豊かにすることでもあるのです。

お金もかかりませんし、誰にも迷惑がかかりません。とても素敵なアップデートですね。

楽しい思い出や嬉しかった思い出を切り取って心に浮かべることで、心も平穏になる気がします。

いつも楽しそうにしている人は、このような習慣の持ち主なのかもしれません。

思い出はお金をかけなくても作れるものですが、そのためには楽しさや嬉しさ、感動することなどのアンテナをなるべく高く、広く張り巡らせることが大事だと教えてくれました。確かに、思い出そのものが無ければ、思い出すこともできませんから経験値もまた重要なことです。

素敵な思い出の中に、その時間・その場面を共有してくれた人がいれば、そのことに感謝する気持ちも湧いてきます。

ちょっとしたことでも、今日は良い1日だったなと振り返ることができれば、心が落ち着いて明日を迎えることが楽しみになります。このようなことの積み重ねが大事なのですね。

楽しかった思い出を思い浮かべるという作業は認知症の予防にもなると言われています。楽しい気分に浸りながら、結果的に医療費や介護費用の抑制になるのだとしたら、これも立派なマネー戦略なのではないでしょうか。