距離と時差に負けるな!失敗から学ぶ国際遠距離恋愛のススメ
せっかく大好きなパートナーができたのに、相手ははるか遠い国の人。国際遠距離恋愛なのが悲しい!
距離や時差のせいで、パートナーに会いたいと思っても気軽に会えない。とても寂しいですよね……。
私自身、これまで何度か国際遠距離恋愛を経験しました。
パートナーが住んでいる(いた)国との時差は最小で7時間、最大で14時間。
今の彼とも当初は日本で知り合って付き合いだしたものの、今年4月に彼が帰国。日本とアメリカで超遠距離恋愛となりました。
時差は14時間。私が朝起きるころに、彼は仕事から帰ってくるため、昼夜反対の距離にいます。
時差や距離だけを見ると、会いたいときに会えない!とネガティブになってしまいがちですが、国際遠距離恋愛は視点を変えると寂しいことばかりではありません。
今回は
付き合い始めたパートナーが外国にいる方
これまではパートナーが近くにいたけれど、国際遠距離恋愛になり寂しさを感じている方
に向けて、私の失敗エピソードを交えながら国際遠距離恋愛中にすることと心がけることをご紹介します。
1. 私の失敗エピソード
今の彼とは比較的おだやかにやり取りを続けていますが、初めての国際遠距離恋愛では、呆れるほど恥ずかしい経験もたくさんしました。
若さゆえ、世間知らずさゆえに、突っ走ってしまったことも多々あったのだと反省しております……。
まずは、私の痛々しい失敗についてご覧ください。
1.1 連絡の取りすぎで体調崩す
時差がある=連絡できる時間が限られると思い、寝る間を惜しんでメールや電話でコミュニケーション。
相手の生活リズムに合わせようとしすぎた結果、寝不足になり体調を崩しがちになりました。体調が崩れると気持ちも沈みやすくなる、悪循環かつ本末転倒です。
1.2 寝られない夜中にネガティブメール
気持ちが沈むと心配ごとが多くなり、なかなか寝付けない。よりネガティブな気持ちになり、一方的に気持ちを押し付けるようなメッセージを送ったこともありました。
一方、相手がメールを読むのは、時差の関係で仕事が終わる頃。仕事終わりにネガティブなメールを読むのは嫌ですよね。この悪循環で以前のパートナーとは何度か口論になったこともありました。
相手も私と同じように、寝られない夜中にネガティブなメールを送りつけてくる始末。私も朝起きたときにメールをみて、モヤモヤした気分で一日をスタートを迎える。
お互いに気持ちのいいものではありませんでした。
夜中に考えごとをして、相手にネガティブなメールを送っても、何もいいことはありませんでした。
1.3 相手の好意に胡坐をかく
連絡のペースに慣れてくると、相手と連絡を取るのが日常の一部になってきます。ときには対応が雑になってしまうこともありました。
相手が自分の時間を使って私と連絡をとっている、という気持ちが薄れ、相手に寂しい思いをさせてしまいました。
1.4 未来を急ぎすぎる
初めて国際遠距離恋愛をした彼とは約1年間の遠距離恋愛後、彼の国で数ヶ月一緒に暮らしました。(結果的には方向性が違うため、ご縁を解消)
私が前職を退職したため、お試しで同居を開始しましたが、一緒に暮らす先に何を求めているのか、もっと踏み込んでお互いに話し合うべきだったと思います。
恋愛観や結婚観は世界共通ではありません。同じ国の人同士であっても恋愛観や結婚観は大きく異なります。ましてや国や文化が違う場合は、尚更異なりです。
大きな決断をする前に、お互い納得するまでしっかり話し合うことが大切です。
2. 失敗を踏まえて、今会えない間にしていること
こうして当時を振り返ると、本当に顔から火が出るくらい恥ずかしい。
しかし、当時の苦い失敗があったからこそ、お互いに気持ちよく連絡をとり、関係を築くために何が必要なのかを考えるきっかけになりました。
ここからは、今の彼とのやりとりで、具体的に取り組んでいることについて紹介します。
2.1 お互いに無理がないペースで定期的に連絡を取る
睡眠時間を削ってまで連絡を取らなくなったことで、気持ちよくやり取りができるようになりました。やはり、どちらかが無理をした状態で関係を維持していくのは、相当無理があります。
普段はLINEでのメッセージのやり取りが多いですが、2週間に1回、しっかり時間をとってテレビ電話をしています。
ときにはDiscordなどの動画配信プラットフォームで一緒に映画を見ています。どちらかが寝落ちしてしまうこともありますが、それはそれで楽しいです。
定期的にメリハリがついたやり取りをすることも国際遠距離恋愛の楽しみになりました。
2.2 ポジティブな気持ちは積極的に伝える
たとえ小さなことでも、うれしい気持ちや感謝の気持ちは意識をして伝えるようになりました。
特に、夜寝る前の最後のメッセージは、相手が不安に思うような言葉にならないよう気をつけています。
一日の最後にポジティブな言葉を送ることで、相手に安心感を与えるだけでなく、自分自身もいい気持ちで一日を終えることができます。
2.3 ネガティブな気持ちは夜中にメールしない
夜寝る前にネガティブな気持ちになっても、夜はしっかり寝る!これにつきます。
疲れていると、思っている以上にモヤモヤしたりネガティブで攻撃的な言い方になることが多いです。
落ち着いた気持ちの時に、伝えるべきことなのかどうか考えた上で伝えるようになったことで、しなくてもいい言い争いがグッと減りました。
2.4 次に会う予定を一緒に立てる
将来的にどうするといった大きな目標ではなく、まずは次にいつどこで会うのか?と少し小さめの目標を一緒に立てるようになりました。
何をしたいのか、どんなところに行きたいのかを考えたり、電話やメールで話し合ったりすることも離れている間の醍醐味です。
また、国際遠距離恋愛の場合、会いに行くために必要な時間やお金も、近距離恋愛と比べて相当かかります。
次に会うことをモチベーションにして、節約して貯金をしたり、前向きに仕事に取り組むことができます。
2.5 離れていても一人で熱中できることを探す
会えない間こそ、仕事に打ち込んだり趣味の時間を充実させる!
自分一人でできることに熱中することで、彼がいるから幸せなのではなく、一人でいても幸せ、(彼がいたらもっと幸せ)という気持ちに変わってきました。
ときどき彼との約束を忘れそうになるくらいにしたいことに熱中することもあるので、バランスを取ることが最近の課題です。
3. 会えないあいだの気持ちの持ち方
これまでの経験から、お互いすぐに会える距離にいないからこそ、思いやりや配慮は必要だと痛いほど学びました。
こちらでは、会えない間の気持ちの持ち方についてご紹介します。
3.1 お互いをコントロールしようとしない
連絡は取り合っているのであればそれでよし。自分も相手も、一日を無事に過ごせてよかった、と思うくらいが上手く行きます。
以前付き合っていた方は、とても束縛が強い人でした。
遠距離で会えない不安が募るあまり、私の予定を聞き出して予定が終われば連絡をさせたり、異性の同僚との会話を話した際にひどく嫉妬したり……
ひどい言葉を言って優位に立とうとし、こちらの気をひいては謝る。嫌気がさして結局別れました。
今考えると結構なモラハラ野郎だと思います。
相手をコントロールしようとする人は、自分自身が相手に対して何か引け目に感じるようなことをしている可能性が高いです。(実際彼は以前付き合った女性と浮気していました。笑)
会えなくて寂しいと思うのは仕方ないですが、その気持ちを相手にぶつけたり、責めて相手をコントロールしようとしたりすることは、全く別のことです。
3.2 重要な話は頭がクリアなときにする
忙しいときや、仕事で疲れているとき、落ち込んでいるときなど、普段の冷静な自分ではないと感じるときには、重要な話をすることは控えています。
自分が冷静にやり取りができ、相手の反応をちゃんと受け止める心がまえができたときに話したほうが、建設的な会話ができます。
3.3 起きていないことに不安にならない
起きていないことを心配して、相手にぶつけても何もいいことはありません。
彼が言ってもいないことに対して、勝手に不安になって空回りするよりも、美味しいご飯を食べて、好きなことをして、しっかり寝た方がよっぽどいいです。
どうしても不安に思うことがあれば、ぶつけるのではなく、質問として聞いてみるのがおすすめです。
今の彼と付き合い始めたころ、「私といて嫌なことある?」と聞いたことがありました。
以前の元彼からひどくダメ出しをされたことがあり、彼がどう思っているんだろうと勝手に不安になったからです。
それに対して彼からの答えは「嫌だと思っていたら一緒にいないよ」と一言。嫌だと思っていないから聞かないのか、と私も納得。
言われてもいないことに対して、勝手に不安になることをやめました。
起きてもいないことに対して勝手に不安になるよりも、今目の前にあるささやかな幸せに目を向けて会話をするほうが、お互いに幸せです。
3.4 距離と時差は悲しいことばかりではない
時差があり連絡できる時間に限りがあるからこそ、それ以外の時間は自分のために全振りできます。
家族や友人と話したり、仕事や趣味に打ち込んだり……
時差があるからこそ、メリハリをつけて恋愛と自分のやりたいことのバランスが取りやすいなとも感じています。
離れていることは必ずしも悪いことだけではないのです。
まとめ
国際遠距離恋愛は、視点を変えると寂しいことばかりではありません。会えなくて辛いな、と感じたらこのnoteを覗いてみてください^^
会えないあいだにすること
お互いに無理がないペースで定期的に連絡を取る
ポジティブな気持ちは積極的に伝える
夜中にネガティブな気持ちになってもメールしない。しっかり寝る!
次会う予定を一緒に立てて一緒に楽しみを作る
離れている間はひとりの時間も大切にする(バランスは大事)
会えないあいだに心がけること
お互いをコントロールしようとしない
重要な話は冷静なときにする
起きていないことに不安にならない
距離と時差は悲しいことばかりではない
「パートナーと今後どうなるんだろう……」
私も寂しさや不安に押しつぶされそうな時が何度もありました。そういった思いが原因で、うまく行かなくなった経験もあります。
しかし、「うまくいく場合はうまくいくし、いかない場合はいかない。今パートナーとして過ごす時間を大切にしよう」と考えを変えると、同じような考えのパートナーと出会うことができ、不思議と寂しいとか不安だという気持ちは少なくなりました。
起きるかどうかわからない未来に目を向けるより、地球の裏側にいるけれど今ある幸せな気持ちをしっかり大事にする。
パートナーと次に会ったときに、満面の笑顔で会えるよう、今に目を向けて、会えない時間を充実させましょう!
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