「仕事を辞めたい。」と思ったことがある方も、ない方も、今まさにそう悩んでおられる方も、日々のご勤務、本当にお疲れ様です。

　退職が公になってから、「よく決心したね。」「すごい悩んだでしょ。」というお言葉を先輩方からいただきました。
　それはもう、本当に本当に悩みました。
　教師になりたくて、たくさん努力してきたのに。ていうか、公務員だし（安定してるし）、ボーナス出るし（お金欲しい）、それらを手放すなんて…という葛藤と、何より怖かったのが、　

　次が決まっていない

　ということでした。

　転職先はおろか、自分のやりたいことすら見えてこない。
　考えても考えても、この先進んでいきたい未来が想像できない。
　貯金もほとんどない。
　そんな中で仕事を辞めて、生活に困窮することは目に見えている…
　でも、このまま気持ちを押し殺して、今の職場で働くことが、自分にとってプラスにならないことだけはわかっていました。

　現状を変えたい。
　悩んだ末、私が最初にしたことは、「仕事を辞めると決める」ことでした。
　まず、決めたんです。決めてから、家族に話し、上司に話し、「辞めたあとの未来」について、考えざるを得ない状況に自分を置きました。
　人生で２番目に勇気を出した決断でした。（意外と１番じゃなかった。）

　今、私は仕事をしていませんが、あの時決めてよかったと思っています。これからも、そう思って過ごしていく自信があります。
　
　とは言っても、職場やその人の状況によって、すぐに退職を決めることが必ずしも最適解ではないと思っています。
　退職を決める前に、もうできることは何もないかな、と考えてみると、意外な手段が見つかることもあるかもしれませんよね。