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1年目のハーブたち

というわけで、新しい庭づくりを思いついた時には、ハーブに関してほとんど知識がありませんでした。一年草か多年草か、生育環境、成長したときのサイズ、薬効など、知らないことばかりでした。あまり最初に考え抜いて始めるタイプではないので、とりあえず庭の雰囲気づくりを考えました。そしてお茶に使えるものを植えようと思いました。

ウェブショップでハーブ苗を検索したところ、無農薬のハーブ苗を販売している『SORAMIMIハーブショップ』を見つけ、ここでずいぶんたくさんの苗を買いました。HPに書かれているハーブの説明を読んで、庭の景色を作ってくれるようなインパクトのある草姿のもの、ティー用と書いてあるもの、同じ品種でも聞いたことのない原種などを選んだりしました。でも、後になってハーブの薬効について学ぶようになってから知ったのですが、ティーとして楽しめるハーブの全てが、植物療法に使えるハーブではなかったのです。植物療法に使えるハーブは、信頼できる本やHPで調べた上で、学名表記して販売している信頼できるハーブショップで買うのがおすすめです。

そういうこともあって、1年目はティー用を中心に、料理用、観賞用と様々なハーブをおそらく50種類以上植えました。ローズマリーだけで10種類、ミントやラベンダー、タイム、セージ、オレガノ、エルダー、チェストベリーなどは3〜5種類ずつ、マロウやレディースマントル、エキナセア、レモングラス、レモンバーベナ、カモミール、ローズ、アーティチョーク、ヒソップ、フェンネル、ホップ、ディル、チャイブ、イタリアンパセリ、サラダバーネット、アルテミジア、サントリーナ、ヘンルーダ、タンジー、コンフリー、ユーカリ、クロモジ、ビワなどは1、2種類ずつ。そのうち、最終的に2年目に残ったのは半分ほどでした。

可憐なマシュマロウの花。残念ながら台風で倒れてしまった。
アオイ科は根が浅いのか、風に弱いので支柱をしっかり立てたほうが良いようです。
先かけのタンジーの花。タンジーは虫除けに使われるハーブで、草姿が見事です。
小さな苗が夏には高さ1m、幅1mほどに育ち、堂々とした雰囲気。
手の平サイズの銅葉のもみじ葉エルダーの花。
葉にも花にも赤みがあり、アントシアニンが含まれてるのかな?お茶の味もおいしいです。

なぜか、ローズマリーは植えても植えてもダメで、土が合っていないのかもしれません・・・。本で読んだところ、最初の1、2年は冬の寒さにも弱いそうです。今現在は、友だちにもらった大きな鉢植えのローズマリーと、また別の友だちが挿木してくれたローズマリー、そして近所のホームセンターで買った品種のわからないローズマリーを、鉢のまま育てています。今のところみんな元気です。

タイムにもわりと苦労しました。植物療法用ではありませんが、クリーピングタイム(タイムロンギカウリス)やゴールデンタイムは強くて、放っておいても育ってくれましたが、植物療法用のコモンタイムやレモンタイムは何回か消えてしまいました。現在、コモンタイムがなんとか枯れずにいてくれます。コモンタイムより穏やかな効用のレモンタイムには今年も再挑戦したいと思っています。

セージも私には難しいですね。畑で作っている友人のセージはワサワサと茂ったそうですが。夏の湿気が大敵のようです。一年目は夏に消えてしまい、2年目はエルダーの木の下に植えましたが、ちょと日照不足で貧弱でした。でも少しずつ収穫して自分一人分のお茶にはなっています。この香りが大好きです。

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