「くまの子ウーフ」とともに、物語をめぐる小さな旅へ。 ――シュタイフ製の「くまの子ウーフ」のいる暮らし
「くまの子ウーフ」がやってきた。
おひさまが元気にかおを出したある日…
ウーフは元気いっぱいに外へと飛び出していきました。
たどり着いたのは、かわいらしい公園。
木や花や、テーブルなんかがあって、ウーフも楽しそう!
木の下で寝転んだり。
木いちごを摘んだり。
キャッチボールをしたり。
おやつに持ってきた、ドーナツを食べたり。
あんなにたくさんあったのに、
ほとんどひとりでペロリと食べちゃって。
ウーフってば、食いしん坊です!
ふくろうおばさんが山もりのドーナツを用意してくれたときにもウーフは、ミミちゃんとツネタたちと楽しそうに食べてたしね。
ウーフはいつも、つりズボンのポケットに
たくさんの思い出を詰め込んでいるんだね。
わたしがふと、そんなことを口にしたら
またまた、ウーフがおもしろいお話をきかせてくれました。
「ぼくのおかあさんも、小さいときは
ポケットに入るくらいのあかちゃんだったんだって!」
元気いっぱい走り回るくまの子ウーフも、
ほんの少し前までは、ポケットに入るくらいのあかちゃんだったのかな?
きれいな青い花が咲いているのを見つけたウーフが、
前に、これに似たお花を、おかあさんの誕生日にプレゼントしたことがあるんだと教えてくれました。
さ、お花を摘んで、おうちに帰ろうか!
ウーフのお話をききながらおうちに帰ってくると、
なんだか無性にゆでたまごが食べたくなってきたのでウーフとふたり、口いっぱいに頬張りました。
もちろん、あついミルクも忘れずに。
明日は何をしようかな?