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結婚前の私は、どこへ行ってしまったの。

今日は通信制大学の入学に向けて、必要書類の準備をした。

結婚前に卒業した大学の「成績証明書」と「卒業証明書」を発行するには、旧姓の証明をしないといけない。
戸籍抄本を役所へ発行しに行く。
1枚につき450円。高い。

住民票に旧姓が表記されれば住民票でもいいので、窓口で聞いた。
住民票に旧姓が表記される場合は、改姓時に住民票に旧姓を記載する手続きをしている場合のみで、発行してみないと記載されるか分からない。
とのこと。

怪しい、やめとこ。


旧姓を証明するには戸籍抄本で良いんですよね?

と聞くと。

旧姓が記載されるわけではない。両親の氏名から、必然と旧姓がこれだったと分かる書類です。

この違和感、なんだろう。

私が感じた違和感。
どこを探しても、結婚前の私の名前はないということだ。
両親の氏名から推測された、これだろうという名前。

戸籍抄本も筆頭者は主人の名前で、私の戸籍抄本なのに、主人のオマケのような気がした。

自分が築いてきた人生を証明するのに、いちいち手続きが必要なんて…なんだか悲しくなった。

ずっと一本道を歩いてきたはずなのに、公的なものの上だと、私という存在は、結婚前後で分かれているらしい。

変なの。

通信制大学に入学する際も、旧姓の証明が必要になるので、戸籍抄本は2通必要になる。
私が私であることを証明するのに、900円かかる。

変なの。

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