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RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO - “なに”を聴くかより、“だれ”と聴くか

2人と一緒に 北海道で 聴いた音楽たちは
私にとってさらに一段階、深いものになってゆく

ただ単純に
1人より2人、2人より3人がいいわけではなくて
その曲の思い出を誰と共有するか

5年後、10年後に聴いても
綺麗な思い出のまま残っている保証があるくらい
大切な人と

私は音楽を共有したい




あと2ヶ月で20代も折り返し地点

そんな2023年は
物よりも経験にお金をかけることが圧倒的に増えた

中でもその8割を占めているのが “音楽”
特にライブ・フェス

音楽こそ、生で聴く以上の吸収方法はないと思う

もはや聴くというよりも全身の皮膚をつたって
体内に流れ込んでくる感じ


私の不動のトップ3は
アジカン・スピッツ・BUMP OF CHICKEN
(※バンプだけ予測変換出てきた)

このお三方のワンマンライブは勿論行くけど

自分の意思と関係無く、
タイプの音楽が耳に飛び込んできて
音に向かって走り出してしまう経験はフェスだけ

だからこそ、野外フェスはやめられない
何処にいても勝手に音楽が飛び込んでくるから


中でもずーーーーーーーーっと行きたかったのが
フジロック と ライジングサン

そういえばフジロック終了後もレポートのようなものを
書こうと思っていた気がするけど
(まあそれは来年にお預けということで)

今はちょうど1週間前のライジングサンの記憶を
ここに留めておきたい


その前に“だれ”と行ったのか明確にしておく


知らない人のために超簡単に説明すると

アーティスト発表当日に
「え?ラインナップ神すぎん?行かん?」の一言で
飛行機とホテルを調べ始めてくれた “藍里”

その翌日に学生時代のグループLINEにて
「8/11-12 北海道旅行行きませんかー!」
「(華蓮ちゃんは強制で)」の雑な誘いに
二つ返事でOKしてくれた “華蓮ちゃん”


まあ、この2人と行くことが確定してる時点で
最高な夏の思い出が完成することは分かってた

でもその想像を絶する感動がライジングサンには待っていた



》0. SAPPORO KURO LABEL

まず基礎知識として
会場で飲むサッポロ黒ラベルが本当に美味い
(何回頼んでもビールと泡は黄金比 7:3)


》1. Creepy Nuts

私たちの為と言っても過言ではある、オープニングアクト。

ここは本当に北海道か?と疑うほどの暑さの中
1時間待った時は、25歳もう年かもしれない…と思った

けど、
トンボが指に止まってはしゃぎ散らかすDJ松永(32)の横で
アンダーグラウンド感満載のR-指定見たら

垂れる汗とか崩れたメイクとか全部どうでもよかった
ただただ、饒舌なラップに身を委ねていればよかった

次の日熱中症でロッキン欠場してしまうほど、
全力出し切ってくれたR-指定先生

一生ついてく


》2. 10-FEET

オープニングアクト2時間前に会場入りして
なんとか押さえたレジャーシートゾーンで
ライジングサン名物「みよしの餃子」を食べながら

Creepy Nuts終了後、餃子を買いに向かっていたら
なぜかハイクオリティのものまねで
「涙のキッス」が流れてきた

思わずステージに向かって走り出しそうだった

ライジングサン初参戦だったので
若いお客さんが多いのかなと思っていたら
7割くらい(?) が家族連れ

中でもお母さん・お父さんがおそらく10-FEET世代で
子供と戯れながら、全力で「その向こうへ」を熱唱してて
その光景が彼方此方に見えるだけでもう…幸せ一杯…

持ち時間の最後の1秒まで無駄にしないように
5テンポ上げで弾いてくれた「Shoes」が忘れられない


》3. エレファントカシマシ

2人とは離れて1人で
お母さんお父さん世代に紛れて見た

何度見ても宮本さんは理解できないけど
何度見ても歌声と音楽はいい

最後の最後に「俺たちの明日」が流れて、
サラリーマン・主婦であろう40~50代の男女が
超力強く拳を掲げていた

まだまだ若僧の25歳だけど
なんか沁みて、ちょっと泣いた


》4. yonawo

ずっとずっとずっと、
生で聴きたかったけどライジングサンを控えてたから
ワンマンに行くのは我慢してたyonawo

絶賛昭和顔の荒谷さんのゆるふわな内面とのギャップに
リハから心鷲掴みにされてしもうた

自分の中のセンサーが
“深入りしてはダメ” と訴えてくるくらいに魅力的な人物
(みんな不用意に近づくと惚れるよ)

この日初めてきたHyggeステージが
青空と夕焼けの灯りでグラデーションに染まってて
荒谷さんの歌声にぴったりだった

18:29

荒谷さんはきっと平成のオダギリジョーなんだと思う


》5. BREIMEN

勝手に縁を感じている

社会人1年目のとき、カメラマンの友人の作品撮りに
スタイリストとして関わらせてもらったときの
モデルさんのお兄さんがBREIMENだった

その時はまだ知る人ぞ知るニッチなお洒落バンド
という印象だったけど、気づけば
荒吐・ビバラ・ライジングサンとフェスの常連に

いつどこでどんな精神状態で聴いても心地いい
無駄なことは言わず、音楽だけでぶつかってくる感じ

信用できる

きっとこの先どんどん羽ばたいていくんだろうなと
見るたびに感じて、ちょっとだけ寂しくなる

とにかくアンサンブルが美しくて
“バンド”というよりも“音楽隊”の方が似合う


》6. 電気グルーヴ

ドン被りのBREIMENを見届けてから
猛ダッシュで向かい、ラスト3〜4曲だけ滑り込みセーフ

羽田空港から一緒だったおじさんが
電気グルーヴのTシャツを着てたから絶対観たかった

SUN STAGEに着いた瞬間
大の大人が踊り狂っていて、ここで私も完全にタガが外れる

1人だったけどそんなことお構い無しに踊った
もう夜だし、いいよね

今でも
「ふ・じ・さーん!ふ・じ・さーん!」の4文字が
脳裏にこびり付いて、ふとした瞬間に頭に流れ出す

20:01



》7. Awich

お恥ずかしながら事前準備ほぼ0で迎えた私でも
「Queendom」が流れた瞬間ファンの皆さまに溶け込めた

知ってるとか知らないとか関係なく
全員を掻っ攫っていく登場と歌声に圧倒されてると
あっという間に2曲目に突入

テンポよく、次の曲へ移り変わっていくライブスタイル
かっこいいな


》8. back number

正直なところ一度もライブに行ったことはないし、
ファンなのかと聞かれると即答できない

ただ、高校時代を振り返ると
16歳も17歳も18歳も思い出の傍にback numberがいた

教室で誰かしらが曲を流してたし、
水色に花びらの浴衣着て夏祭り行ったし、
毎週リアルタイムでテレビに張り付いて5時→9時観てたし、
軽音学部にいたっては曲を取り合ってたし、
当時付き合ってたカップルたちの記念日動画はほぼ

back numberだった

ちなみにその当時から捻くれ者だった私には
繊細な恋歌は響かず、「青い春」だけが好きでした

そんな思い出の詰まった曲たちを
その当時は出逢うことすら知らなかった専門時代の同級生と
北海道で となりで 聴けるだけでもう胸がいっぱい

back numberご本人様よりも、
音楽を聴いて青春の記憶を思い出してる二人を横目で見てた

出逢ってくれて、
卒業して4年経った今も変わらずとなりにいてくれて

ありがとうね

21:00



そのあと

お疲れの華蓮ちゃんを帰りのバスまで送り届けて
藍里と2人でSTUTSに向かい、
深夜1時までGEZANの音に揺られてたこと

睡眠時間40分で早起きして出発した2日目のこと

本当は全部書こうと思ったけど
あえてすべて書くのをやめてみるのもいいかも

なんて思ってしまったので
2日目の思い出は私と藍里と華蓮ちゃん、
3人の記憶の中だけに

(数日後しれっと2日目のレポートも追記してるかもね)

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