寝たら全て忘れるんです、と、言葉にする人。

今日はそんな人の前で、いいですねと笑っていました。

そういう人でいたいは、そういう人といたいという思いじゃないかなと、そういうことを考えている。

勘違いをする人がいるから言っておくけど、私の話じゃないからね。

例え、そんなことはありえないかもしれないけど、私のことを好きだという人がいたとして。

そういう人でいたいは、そういう人といたいということだから。

だから、あこがれに自分が追いついてしまった時の生きづらさを考える。

私だって、私がいたら私のことを好きになるだろうな。

でもきっと、私も溢れそうになっているから、好きになってあげることはできないんだろうな。

勝手に寂しくなって、悲しくなって

本当に大切なことは目に見えないように、言葉にする必要がない言葉も、溶けてぐるぐる回っているはずです。

だからいつも、結晶になった私の言葉が、私の鼓膜よりも先に、誰かを揺らして欲しいと願っているの。

あなたの揺れと私の揺れ、その少しのずれは、モンシロチョウの羽が掴んだ風のように、世界を少し変えるかもしれないから。

そうやって、肺に入れた空気を声帯に通してるんだよ」