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歌舞伎における台本の役割

『かぶきの美学』をp31までを読んだ。歌舞伎における台本の役割。歌舞伎の台本が一般に流布されない理由が明かされていて興味深かった。

形式的な理由として、「台本はそこまで重要ではなく、演技や演出のためのツールに過ぎないから」がよく挙げられるが、それだけではなくて、「作者が台本の文学性についていまいち自信を持てずにいたから」という理由はひじょうに面白い。それはどういうことかというと、それくらい歌舞伎の物語とは馬鹿らしく、そのことを作者自身が自覚していたということだ。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。 これからもていねいに書きますので、 またあそびに来てくださいね。