ミヤザワヤマト

演劇の人。書くことをとおして「夢」と「自分」を追究したい。人間であることの意味と無意味、器用と不器用、狡猾と優しさのあいだ、もしくはその両方を感じ、考え、想うnote。毎日更新は140日目くらい。カツカレーにのっているカツが好き。どこかで連載を持つことは目標です。

猟奇

あの日は乃木坂で仕事を終えて、明治神宮前駅で千代田線から副都心線へ乗り換えた。
家に帰ったらやるべきことを、あれこれとシミュレートしながら電車を待つ列にならぶ。
やってきた電車にはちょうど2席分の空席があって、列の先頭にいた僕と、2番目に位置していた男性が隣どうしに座った。

僕と同じくらいの年齢で、全身黒色のコーディネート(どうして全身黒色って無条件に洗練されているように見えるのだろう?)。僕よ

もっとみる

移動時間を効率的に過ごすための「急がばまわれ」

僕は移動時間をそれほど苦だと感じない(ただし移動距離に比例してお金がかかるのはつらい)。

移動時間に読書をすることもできるし、文章を書くこともできる。事実この文章も、池袋ゆきの丸ノ内線の車内で書いている。

しかも移動中の読書や執筆は、異常に捗る。ほどよい音量で耳に入る乗客の話し声や、列車のブレーキがかかる音。風を切って勢いよく進む電車。集中力が切れたとき目に入る車窓の景色。それらは僕の作業にほ

もっとみる

あたりまえだけど忘れがち

あまり聞いたことのないアーティストの音楽を聴くときは、まずベストアルバムから聴く。もっと聴きたくなったらオリジナルアルバムを買うようにしていた。

ベストアルバムはお得だ。そこにはアーティストの代表曲がずらりと並んでいる。哲学者の著書はとっつきにくいけれど、そこから抜粋した名言集は売れるのと同じ仕組みだと思う。

もしくは恐竜展にいって、ティラノサウルスとトリケラトプスの化石がエントランスに置かれ

もっとみる

芸術家世界での方法論に学ぶアウトプット。「まずはプロボタイプを生み出せ!」

noteを書くときに筋書きのようなものを作ってから書き始めますか?
僕は書かないことが多いです。なぜなら筋書きを作ってあげないほうが書くのが楽しいから。

あらかじめ敷いてあるレールのとおりに進むよりも、都度レールを敷きながら、紆余曲折して、自分も思ってもみなかった結論に辿りつくのは、冒険をしているみたいで楽しい(そのせいで何を伝えたいのかわかりづらいと言われることが多いのですが)。

芸術家世界

もっとみる

「あなたの作品は何をいちばん伝えたかったんですか?」と聞かれることに飽きてしまった

劇作・演出していた演劇を上演するということは、大事に育てていた娘を嫁にだすのと似ている。…僕は娘を嫁にだしたこともないし、娘がいたこともないからよくわからないけれど、世間のパパはこんな気持ちになるのかと想像をめぐらせている。

あとは幼い頃に見た映画『クイール』を思い出す。クイールがパピーウォーカーの仁井夫妻のもとを去るとき、夫妻はこんな気持ちだったかもしれない。

作品を立派に育てたし、作品に育

もっとみる
今読んでいる本『C級戦犯がスケッチした巣鴨プリズン』
35

囲碁と将棋をしないかね?

まだ時間もあるので、亀戸の公園で昼ごはんでもとろうと思った。Googleで検索して手ごろな場所を見つけたのでバイクで向かった。

公園には信じられないくらい沢山のおじさんがいた。とはいっても、20人くらいだ。でも平日の昼間だよ。敷地面積とのバランスから考慮しても多すぎる。

おじさんたちはビールケースの上に碁盤や将棋盤を乗せて対局している。それをまるで世界の命運がかかった、世紀の一戦かのように固唾

もっとみる
「仮面ライダー」と「往復ハガキ」の共通点ってな~んだ?
27